研究課題/領域番号 |
14580215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
須曽野 仁志 三重大学, 教育学部, 助教授 (50293767)
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研究分担者 |
織田 揮準 皇學館大学, 文学部, 教授 (90024489)
下村 勉 三重大学, 教育学部, 教授 (80150217)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | CSCL / ポートフォリオ / 総合的学習 / コラボレーション / 情報発信 / デーベース / データベース |
研究概要 |
本研究では、まず、日本と米国の情報教育の現状を比較し、我が国のおける情報教育の問題点を整理し、クラスサイズ、教室の学習環境、コンピュータの利用法等、情報教育の改善点を明らかにした。次に、「総合的な学習」において、米国での実践をもとに、協同でのポートフォリオの活用について検討した。 筆者らは、コンピュータを利用した学習や情報学習を進める上で、 ・学習者が協同で学習成果を共有する ・ネットワークを活用し、情報発信型学習を進める ・学習者が相互に学習成果を評価し合う ということをこれまで重視してきた。 本研究では、これまでの実践成果をもとに、最近接発達領域論や学習者共同体等の認知科学からの知見を参考にし、学習成果の蓄積・活用・継承・改善することを重視したCSCL (Computer Supported Collaborative Learning)学習環境を開発した。実際に、学習者が共同で作成・活用できる電子ポートフォリオとして、「全国方言集めデータベース」「正月おぞうにデータベース」等の「参画型Webデータベース」の作成・活用を進めた。これらのデータベースシステムでは、学習者が関連のデータをデータベースに登録すると、自動的に電子掲示板が作成され、学習者が入力したことに振り返ったり、学習者同士で情報交換・交流が可能となっている。 さらに、学習者が学習成果を文で入力する際、意味表現に着目した形式でのポートフォリオ化をはかることが課題として挙げられた。それを実現するため、述語から文を入力できる「協働データベース」の設計を試みた。
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