研究課題/領域番号 |
14580244
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
長谷川 洋 筑波技術短期大学, 電子情報学科・情報工学専攻, 助教授 (80013176)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | IT用語 / 手話 / 3Dアニメーション / web / インターネット / 聴覚障害者 / Web / 聴覚障害 / コンピュータ用語 / 電子手話辞典 / マイムハンド / WWW |
研究概要 |
IT用語の手話の開発は、聴覚障害をもつコンピュータ技術者によって行われており、手話の普及は、書籍の形での出版によっていた。しかし、商業出版は採算という壁があり、容易ではない。さらに、現在のように技術革新のスピードが速く、新しい用語が次から次に出てくる状況では、書籍出版では時間が掛かり、間に合わないという状況も出てきた。そこで、本研究では、開発された手話をWebで公開することを試みた。この場合は、書籍の場合と異なり、動画で手話を公開することができる。ただビデオ画像では、ファイルの大きさが大きいので、ダウンロードに時間がかかる。そこで、ファイルサイズの小さなアニメーションを用いた。採用したものは、三次元アニメーション作成ソフトMimehandであり、これによって作成されるアニメーションファイルは、サイズが小さく、素早いダウンロードが可能である。約500語のIT用語の手話をアニメーション化し、Webで公開した。 Mimehandでのアニメーション作成は、いくつかの機能が不足していることもあり、かなりの熟練を要し、素人向きではない。そこで、今後webで手話動画を素早く公開していくためには、もっと容易に手話アニメーション作成が可能なオーサリングツールの開発が必要である。まず既存のアニメーション作成ソフトで、どこまで手話作成が可能で、かつ容易であるかを検討した。いくつかのソフトや言語を検討した結果、Swift 3Dが高い手話表現能力があり、かつ容易にそれを実現することが可能であることが判明した。また作成したアニメーションのモデルは250KB程度あるが、その中で動きのデータはわずか5KBにすぎない。web上での公開に非常に向いていることが判明した。今後このSwift 3Dを元にしてオーサリングツールを構築していくことを考えている。
|