研究課題/領域番号 |
14580257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
井門 正美 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (60312691)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ゲーミング・シミュレーション / 市町村合併 / 役割体験学習 / ロールプレイング / 問題解決学習 / 社会問題 / 政治学習 / 体験学習 |
研究概要 |
(1)本研究の目的 国政のもとに強力に進められている市町村合併は地域問題であり、児童生徒にとって身近な社会問題となっている。本研究では、社会科教育としてこのような社会情勢を機敏に捉えて、「市町村合併」という社会事象を児童・生徒の地域学習の素材として教材化することを目的とした。具体的には、「ゲーミング・シミュレーション教材『市町村合併』」を作成し、この教材を用いた授業実践を行い、教材の意義や学習の効果について考究した。 (2)研究の展開 平成14年度においては、全国的な市町村合併の動向を把握すると共に、筆者の在住する秋田県における市町村合併の動向についての調査研究を行った。この調査に基づいて、「ゲーミング・シミュレーション教材『市町村合併』」(以下、GS「市町村合併」とする)を作成した。 次に、平成15年度においては、GS「市町村合併」のリハーサル実践並びに中学校における授業実践を行った。実践は以下の通りである。 1)リハーサル実践 秋田大学実践(仁賀保町・金浦町・象潟町3町の合併問題に関する合併討議) 秋田県総合教育センター実践(鷹巣・阿仁地域合併問題に関する合併討議) 2)授業実践 天王町立天王南中実践(男鹿市・南秋国郡・秋田市合併問題に関する合併討議) (3)研究成果 以上の諸実践により、GS「市町村合併」の教材としての意義や学習効果について考察した。本教材が社会科や政治学習の教材として、小学校高学年から社会人にまで活用できる教材であることが確認された。 なお、本教材はフレームゲーム形式であるため、データを入れ替えるだけで全国各地で実践可能な教材となる。さらには、今後予想される道州制問題を学習するフレームも提供している。 研究成果については、国際シミュレーション&ゲーミング学会第34回大会(2003.8)において発表した。
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