研究課題/領域番号 |
14580276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
得丸 定子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00293267)
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研究分担者 |
松田 愼也 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70143336)
カール ベッカー (ベッカー カール) 京都大学, 人間総合学部, 教授 (60243078)
田宮 仁 飯田女子短期大学, 看護学科, 教授 (60155257)
庭野 義英 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50172739)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Death Education / いのち教育 / 近隣諸国 / 生と死 / 医療と福祉 / 生命倫理 / ターミナルケア / 仏教的ホスピス / 学校教育 |
研究概要 |
研究1年目である平成14年度は、北米(カナダ、アメリカ)5施設・大学と、台湾4施設・大学を訪問し、「Death Education」と「ターミナルケア」に関する資料収集を行った。北米のDeath Education関連では、教科書、教材、具体的な指導内容の情報を得た。ターミナルケア関連では、在宅ホスピスケアの実際、遺族の悲嘆のケアの実際について情報を得た。台湾では、学校教育、大学教育における「生死教育」の情報を得た。学校教育では、手引き書、副読本の資料を入手した。台湾教育行政と学校教育現場における「生死教育」の現状は、ほぼ日本と類似した状況であった。台湾の大学教育用の教科書、シラバス等を入手した。台湾には生死教育関係の研究センターが2大学に設立さており、当該部門の研究の推進に寄与している。 研究2年目の平成15年度は、1)平成15年8月18日〜19日、新潟県立看護大学において「いま、いのちを考える〜グローバル性とローカル性、過去と現在〜」とのテーマで研修講座を開催した。内容は講演、演習、討論であった。2)平成15年9月20日、米国で開催されたZen Hospice Projectに参加した。その内容は人生における自他共の許しについてであった。3)北米西海岸にある、仏教系ホスピスである「禅ホスピス」と「マイトリーホスピス」の2箇所を訪問した。それらの施設の運営針やボランティア研修についての資料を収集した。4)平成16年2月28日、韓国ソウル市YWCA館において「世界の死の準備教育に関する国際セミナー」を開催した。内容は、米国、日本、韓国、ロシアにおけるDeath Educationについて5人の講演と、それらに関する討論であった。このセミナーは本研究のまとめとして開催したが、むしろ今後の共同研究の出発となった。
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