研究課題/領域番号 |
14580300
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
宇高 順子 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (60116994)
|
研究分担者 |
赤松 純子 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (40141709)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 循環型社会 / ゴミ / 資源 / エネルギー / 環境問題 / 系統的カリキュラム / 実践的研究 / 問題解決能力 |
研究概要 |
ゴミの増加とゴミ処理による新たな環境問題が深刻化し、便利な生活を保障してきたこれまでの生産・消費や社会システムを見直す必要が指摘されている。また、ゴミ問題を生じない循環型社会にしていくためには、ゴミ問題を資源・エネルギー問題として包括的に扱うことが必要であり、問題の体系的な理解と実践能力を育成する教育が必要である。 そこで、自然界の循環原理の理解、それに基づく社会システムつくりの一貫した方策、その実践参加能力の育成、までを包含する総合授業を、小・中・高等学校の各学校段階を通じて系統的・体系的に構想した。その構想の具体化を行い、問題に精通していない教師でも一定水準の教育効果が期待できる具体的な授業内容として提示してきた。 分別回収しても資源化されない社会システムの問題から、循環システムの必要性をわからせる。循環システムをつくるためにはどのような政策が必要かについて、政策や企業の対応の実例として日本とEUを比較することにより、政策や企業の対応も3Rの原則に沿う必要があることを理解させている。 これらをもとに、さらに、地域の違った複数校における「環境問題解決能力」を育てる系統的カリキュラムの実践を行った。 解決策の見通しがついて具体的行動の優先順位がわかるチェックシートを使用し、また、授業方法の開発や理解度が測定できる評価テストを作成した。
|