研究課題/領域番号 |
14580319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 東京成徳短期大学 |
研究代表者 |
小野 和 東京成徳短期大学, 幼児教育科, 教授 (50123055)
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研究分担者 |
板東 宏和 (坂東 宏和) 福岡工業大学, 工学部・電子情報工学科, 講師 (50369039)
馬場 康宏 東京成徳短期大学, 幼児教育科, 講師 (80341907)
澤田 伸一 東京成徳短期大学, ビジネス心理科, 講師 (70341906)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 幼稚園教育 / 教育の情報化 / ペンインタフェース |
研究概要 |
パソコンへの入力手段としてペン入力デバイスを用い、幼児が容易に操作できるよう配慮した教材の開発・評価、および、パソコン操作が苦手な先生の支援を通じて、幼稚園教育の情報化を推進する方法について研究した。 平成14年度は、幼稚園の先生方の意見に基づき、ダブレットパソコン(ペン入力を可能にしたノートパソコン)やタッチパネル付きプラズマディスプレイ上での利用を想定した8種類のソフトウェアを試作した。多くの幼児がペンを利用し、試作したソフトウェアを楽しく活用していたことから、ペン入力デバイスが幼児のパソコン操作を容易にすることが示唆された。また、同時に、ペン入力デバイスにふさわしいソフトウェアの操作方法について調査・検討する必要性が感じられた。 平成15年度では、平成14年度に試作したソフトウェアの操作性について調査するとともに、自動的に操作対象物が動くタイプのソフトウェアを新しく試作した。操作性については、つっつく操作(タップ操作)とひっぱる操作(ドラッグ操作)に着目し、大画面環境とノートパソコン環境、および、年中クラスと年長クラスに分けて分析を行った。ソフトウェアを利用している幼児の様子を観察した結果、垂直方向のひっぱる操作が難しいこと、自動的に操作対象物が動くタイプのソフトウェアの方が、動かないタイプのソフトウェアよりも強く興味を示すことが明らかになった。 研究を始めた当初は、パソコン操作に戸惑う幼児や利用に消極的な先生方が多かった。しかし、研究の終盤では、幼児のパソコン操作への戸惑いが少なくなり、先生方も積極的に利用するようになっていた。このことより、本研究により情報化の推進が図られたものと考える。
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