研究課題/領域番号 |
14580354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 文部科学省統計数理研究所 |
研究代表者 |
中村 隆 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 教授 (20132699)
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研究分担者 |
前田 忠彦 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 助教授 (10247257)
大野 優子 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60183026)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 年齢効果 / 時代効果 / コウホート効果 / 識別問題 / ベイズ型モデル / 年齢別回答分布 / 医学関連データ / 2相モデル |
研究概要 |
コウホート分析は、ある調査項目の年齢別回答分布の時系列的推移を、年齢・時代・コウホート(世代)効果に分離しようとする方法である。これまで、本分析法の抱える識別問題(原理的に3効果に分離できないという問題)を、パラメータの漸進的変化の条件を取り込んだベイズ型モデルと赤池のベイズ型情報量基準ABIC最小化法によるモデル選択に基づいて克服してきた。 本研究では、コウホート効果として固定されるであろう年齢段階が得られたデータの年齢階級の中程に含まれているような場合を想定し、年齢による2つの相を許容するようなコウホートモデルの開発を目的とした。端的なデータ例としては大学卒の割合があげられ、成人についてはコウホート効果しかないはずであるが、若齢を含むデータであればその限りではない。 研究成果の概要は、以下のとおりである。 1.ある年齢でモデルを切り替えるベイズ型2相コウホートモデルの開発を行った。 (デザイン行列の設計やABICの導出)。 2.分析プログラムを数値計算言語MATLABを用いて開発した。 3.開発したモデルに人工データに適用し、モデルの振る舞いと有効性について検討した。 4.現実の具体的なデータの所在について検討し、分析モデルの適用を行った。
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