研究課題
基盤研究(C)
本研究は、本研究課題を開始する以前の成果を踏まえ、大きく三つの課題について、研究を行った。各課題の成果について以下に説明する。(1)複数のプロセスの実行速度を調整制御する機構の研究開発複数のプロセスの実行速度を調整制御する際の問題点および課題を検討し、新たな方式を提案した。また、複数のプロセスの実行速度を調整制御する機構について、Tenderオペレーティングシステムへの実装を進め評価すると共に、Webサーバを用いた評価を行い、まとめた。さらに、プログラム実行速度を調整する機能は、他に実行するプログラムが共存しても、特定のプログラムを非常に優先して実行できるため、その程度を明らかにした。これにより、特定の期間だけ非常に優先的にプログラムを実行したい場合、本機能の有効性を明らかできる。この結果を受け、より優先的にプログラムを実行したい場合に対し、オペレーティングシステムを占有して実行できる機能を検討し、実装評価した。(2)カーネル外に実現する方式の検討と実装評価プロセッサの利用量に着目した制御法として、カーネル外で制御する方法の検討を行った。基本的には、サービスプログラムが利用するプロセッサ利用時間を調整することで、プログラムの実行速度を調整する。具体的には、サービスプログラムが連続利用したプロセッサ利用時間に見合った調整処理時間を待ち時間として挿入する。制御の具体的な方法としては、サービスプログラムが発行するシステムコールの発行間隔を測定し、それに見合ったシステムコール実行の遅延処理を行う。(3)プロセッサスケジュール法を工夫した機構と入出力スケジュール法を工夫した機構の融合プロセッサスケジュール法を工夫した機構と入出力スケジュール法を工夫した機構の融合として、通信を題材に検討を行った。通信における通信帯域保証への適用性を検討し、その可能性を示した。
すべて 2005 2004 2003 2002 その他
すべて 雑誌論文 (18件) 文献書誌 (4件)
情報処理学会研究会報告 2005-OS-99
ページ: 127-134
110002950700
Pre-Proceedings of the 16th International Workshop on Information Security Applications (WISA2005)
ページ: 413-420
IPSJ SIG Technical Report 2005-OS-99
PreProceedings of the 6th International Workshop on Information Security Applications (WISA2005)
Pre-Proceeding of the 6th International Workshop on Information Security Applications (WISA2005)
電子情報通信学会論文誌(D-I) Vol.J87D-I, No.11
ページ: 961-974
110003203283
The transaction of the institute of electronics, information and communication engineers D-I Vol.J87-D-I, No.11
電子情報通信学会論文誌(D-1) Vol.J87D-I, No.11
情報処理学会第65回全国大会講演論文集
電子情報通信学会論文誌(D-I) Vol.44, No.7
ページ: 1666-1679
110003171248
Proc. of 7th IASTED International Conference on Internet and Multimedia Systems and Applications (IMSA 2003)
ページ: 14-19
Proceedings of the 65th National Convention of IPSJ 3F-1
The transaction of the institute of electronics, information and communication engineers D-I Vol.J86-D-I, No.7
Proc.of 7th IASTED International Conference on Internet and Multimedia Systems and Applications (IMSA 2003)
情報処理学会研究会報告 Vol.2002 No.60
ページ: 33-40
110003180729
情報処理学会九州支部若手の会セミナー2002(雑誌なし)
IPSJ SIG Technical Report OS-90-5
IPSJ Kyushu Branch Young Seminar