研究課題/領域番号 |
14580396
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
久津輪 敏郎 大阪工業大学, 工学部, 教授 (00079584)
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研究分担者 |
原嶋 勝美 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (20238174)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 音声コミュニケーション / ハードウェア設計 / 設計自動化 / HDL記述 / FPGA設計 / 音声認識 / 音声入力 / 音声アプリケーションプログラム |
研究概要 |
人間が機械に話しかけることで、自動的に物ができる。これは設計自動化の究極の形であり、人間の永遠の願望である。本研究ではそれを目指して、音声コミュニケーションを回路設計に導入し、設計を自動化しようとした。平成14年度は、音声の単語処理の認識に関する測定を行い、音声認識を利用したアルゴリズムを構築し、認識率の向上を試みた。次にハードウェア記述言語(HDL)に特化した認識特性を求めるため、簡易な音声認識コミュニケーションを利用したアプリケーションプログラムを開発し、HDLの記述を試みた。平成15年度は14年度に引続いて、音声認識アプリケーションプログラム(VRAP)を改良するとともに、これに適したグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を開発し、HDLの記述効率の向上を試みた。14年度の方法には限界があることが判ったので、HDL記述を根本から見直し、双方向コミュニケーションに適した記述法であるSystem〜VAHD(System〜Voice Advanced Hardware Description)による逆記述法を提案した。これは、作成したい回路の動作や機能を決定する内容のみを音声または手動で記述し、その後会話によって目的のHDLを得るという手法であり、効率的に作成できることが判った。しかしこれにも限界があることから、平成16年度は組合せ回路の記述に適したVRCD-Cを開発した。これは音声で真理値表を作成することによりHDL記述を自動生成するものである。また順序回路の記述にはVRCD-Sを開発した。これは音声で状態遷移表を作成して順序回路を自動生成するものである。これらを利用してより大規模な回路の生成についても検討した。システム記述言語を利用した記述法についても検討を行っている。 さらに、音声コミュニケーションによって作成した各種のモジュールを利用して大規模システムの開発に役立てるために、FPGAを利用した比較的に大規模なシステムの構成法等についても研究している。
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