研究課題/領域番号 |
14580399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
MOSHNYAGA V.G (MOSHNYAGA V.G.) 福岡大学, 工学部, 教授 (40243050)
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研究分担者 |
末次 正 福岡大学, 工学部, 助教授 (60279255)
鶴田 直之 福岡大学, 工学部, 助教授 (60227478)
井上 弘士 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (80341410)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 画像処理 / ビデオ圧縮 / 動き検出 / データ再利用 / 適応型アルゴリズム / メモリ最適化 / 低消費電力 / 設計手法 |
研究概要 |
本年度は、昨年度に提案した圧縮/伸張技術に基づき、プロトタイプ・ソフトウェア・システムを構築した。また、本手法による効果を向上するためのプロセッサ・アーキテクチャ技術に関する研究も行った。そして、最終的には、プロトタイプ・システム全体に対して検証・評価を行った。詳細は以下の通りである。 1.MPEG方式に基づいてデオ画像の圧縮・伸張のプロトタイプ・ソフトウェア・システムの構築とその開発を行った。このシステムは画像データの圧縮/伸張において、マクロブロックごとに処理を行い、データの再利用を行うことで不要な動き補償演算、DCT演算、量子化演算などの処理やメモリ・アクセス処理を削減した。そのシステムの評価をベンチマークの動画像で行い、効果を調べた。 2.データ再利用技術による効果を向上するための画像圧縮/伸張用のハードウェア・アーキテクチャに関する研究も行った。ここでは、プロセッサ内部である演算装置や、レジスタ・ファイル、キャッシュメモリなどの消費電力を下げる手法を開発し、構成最適化手法を提案した。 3.プロトタイプ・システム全体に対して検証・評価を行った。高性能ワークステーション上で標準ビデオ・ベンチマークを用いてアルゴリズム・レベルでのシミュレーション、ならびに、検証を行った。実験結果は、画像圧縮/伸張化の複雑さが画像品質と性質に問題なく最大8割を削減可能なことを示している。
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