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擬人化エージェントと人間の相互読心ゲームによる感情マッピングの相互学習

研究課題

研究課題/領域番号 14580410
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 知能情報学
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

山田 誠二  国立情報学研究所, 知能システム研究系, 教授 (50220380)

研究分担者 山口 智浩  奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (00240838)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード相互学習 / 擬人化エージェント / 感情モデル / 機械学習 / マインドマッピング
研究概要

平成14年度は,擬人化エージェントと人間のインタラクションの設計,マインドマッピング,相互読心ゲームの設計を行った.枠組みの設計は,代表者の山田が,マインドマッピングの定義,相互読心ゲームの設計は,分担者の山口がそれぞれ分担して行った.人間と擬人化エージェントが観測できるのは,互いに相手の(基本)表情であるため,表情からマインド状態を推定する,マインドマッピングの学習が相互に必要になる.人間と擬人化エージェントの学習目標は,相手のマインドマッピングである.よって,それを通じてお互いが相手のマインドマッピングを学習できるインタラクションの設計を行い,PC上に実装した.また,被験者実験により,相互読心ゲームを通して,マインドマッピングの相互学習が実現されることを確認した.
平成15年度(最終年度)は,その枠組みの洗練とそれを用いた評価実験により,相互学習が円滑に効率よく実現できるようなインタラクション設計の指針を提案した.具体的には,まずこれまでは固定されていたエージェントのマインドから表情へのマッピングを,人間とのインタラクションを通して修正していくメカニズムを導入することで,エージェントから人間への適応を促進する方法を実現した.これにより,相互学習の対称性がうまれ,より直観に沿った相互学習が実現される.その反面,人間とエージェントの学習結果が相手の学習に影響を与えるという,「適応干渉」が生じる.従来は,この適応干渉を回避するアプローチが多かったが,我々は,人間とエージェントのように,その適応能力に極端な偏りがある場合は,適応干渉をまったく排除するのではなく,適度に許す場合が,相互学習が最も有効に実現されるという仮説を提案した.これらの枠組みの拡張により,エージェントと人間の相互学習の促進がこれまでにない方法で実現され,かつその枠組みの有効性を示すことができた.

報告書

(3件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山田 誠二: "適応としてのHAI"人主知能学会誌. 17・6. 658-664 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山田 誠二: "ユーザーシステム間の適応のためのヒューマンコンピュータインタラクションのデザイン"システム制御情報学会誌. 47・4. 197-202 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Yamada: "HAT as adaptation"Japan Society of Artificial Intelligence. 17(6). 658-664 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Yamada: "Design of HCI for human system adaptation"The Institute of Systems, Control and Information Engineers. 47(4). 197-202 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2003 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 片上大輔, 山田誠二: "対話的進化ロボティクスの観測に基づく教示の設計"システム制御情報学会論文誌. 16・6. 279-286 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 山田誠二: "適応としてのHAI"人工知能学会誌. 17・6. 658-664 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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