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脳弓下器官へ入る神経の起始,神経化学物質と標的特異性に関する形態学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 14580771
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経科学一般
研究機関佐賀大学 (2004)
佐賀大学(医学部) (2002-2003)

研究代表者

河野 史  佐賀大学, 医学部, 助教授 (10152985)

研究分担者 増子 貞彦  佐賀大学, 医学部, 教授 (20015100)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード脳弓下器官 / 入力神経 / 起始領域 / 神経化学物質 / 軸索内輸送法 / 免疫組織化学 / 電子顕微鏡 / 標的要素
研究概要

脳弓下器官への入力神経について,脳弓下器官へ投射する神経の起始領域およびそれに含まれる神経化学物質,脳弓下器官へ投射する神経の標的構造およびその神経終末が持つ神経化学物質,の各項目を明らかにするために,順行性および逆行性標識法と免疫組織化学とを組み合わせて研究を進めてきた.
この研究の基礎となる脳弓下器官に存在する神経終末の種類とその標的要素についての研究では,アミン性終末・コリン性終末・多種の神経ペプタイド免疫陽性終末が見られ,このうちセロトニン,Met-エンケファリン8(mE8),ガラニン(GAL),ニューロテンシン,LHRH免疫陽性終末は脳弓下器官の神経細胞体や樹状突起にシナプスをしていたほか,血管周囲やグリア細胞にも隣接していることを明らかにした.神経化学物質を含む投射路の起始領域を調べた実験では,mE8が前腹側室周囲核,前腹背側周囲核,視索前野および視床下部の室周囲部,正中視索前核,視床下部背内側核,視床下部弓状核,内側脚傍核,孤束核から,GALが内側視索前核,室傍刻小細胞性内側核,視床下部の室周囲部,視床下部背内側核,視床下部弓状核から,ボンベシンが室傍核小細胞性内側核,吻側延髄腹外側部からニューロペプタイドYが視床下部弓状核,孤束核,延髄腹外側部から,コリン性ニューロンが内側中隔核や対角体核から投射していることを明らかにした.正中視索前核は多くの投射を持ち,脳弓下器官では神経細胞体や樹状突起にシナプスをしていたほか,血管周囲やグリア細胞にも隣接してした.
主要な投射先である室傍核へ投射する脳弓下器官の神経細胞と,脳弓下器官への多くの投射が見られる正中視索前核,脚傍核,縫線核などからの投射線維との関係についての研究は大変興味深いものであり,今後の検討課題と考えている.

報告書

(4件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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