研究分担者 |
岩田 智 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00232679)
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
谷口 勇仁 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (60313970)
寺本 義也 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (30062178)
横山 恵子 東海大学, 政治経済学部, 助教授 (00349325)
福島 英史 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (20313439)
岡田 美弥子 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (30333587)
金井 一頼 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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研究概要 |
本年度は最終年度に当たり,もっぱら『研究成果報告書』の作成に専念した。研究成果報告書の概要は以下の通りである。 第1論文と第2論文では,企業とNPOのパートナーシップを7つの類型に区分し,各類型の課題と可能性を分析し,効果的なパートナーシップの在り方を解明した。 第3論文と第4論文では,さらに「浜松外国人無料健診会事業」と「緊急人道支援用シェルターの開発事業」の2つの事例研究を試みた。 第5論文と第6論文では,日本においてNPO(市民団体),企業,政府間のパートナーシップによって成立したNPO法の立法過程を解明するとともに,このNPO法によって法人格を取得するNPO法人のガバナンスを解明した。 第7論文では,企業が社会的責任を実行する際の「企業の論理」と「社会の論理」を析出し,企業とNPOの有効なパートナーシップに関して多くの示唆を提供した。 第8論文では,日本におけるNPOと企業のパートナーシップを歴史的に考察した。 第9論文では,科学技術をめぐる専門家と市民のパートナーシップを解明した。 第10論文では,地域活性化の重要な方法の1つである産学官(企業,大学,政府)において,産学官の3者のダイナミックな相互作用を生み出すために,多様な「場」がいかに有効であるかを解明した。 第11論文では,アメリカにおける日本企業の研究開発の国際化の概要と研究開発成果を実証的に分析した。第12論文では,企業が情報システムを活用して競争優位を実現するプロセスを実証的に解明した。第13論文では,日本のマンガビジネスの成功要因を析出した。第14論文では,デジタルカメラ産業を事例に,産業の勃興過程において技術開発活動がどのように継続され,方向付けられるのかを解明した。これら第11〜14論文の4つの研究は,第7論文の研究と同様に,いずれも企業とNPOの有効なパートナーシップの展開に関して,多くの示唆を提供した。
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