研究課題/領域番号 |
14601002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
美学(含芸術諸学)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 健一 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80011328)
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研究分担者 |
西村 清和 埼玉大学, 教養学部, 教授 (50108114)
岩城 見一 京都大学, 文学研究科, 教授 (40025086)
神林 恒道 立命館大学, 文学部, 教授 (80089862)
礒山 雅 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (00118895)
加藤 哲弘 関西学院大学, 文学部, 教授 (60152724)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 日本美学 / 日本的感性 / 異文化 / 創造性 / 自覚化 / 政治的次元 / 批判的伝承 / 地域主義 |
研究概要 |
この研究は、平成15年度発足の科学研究費「特定領域研究」に、同じ主題による新領域を申請するためのものである。そのため、7月30日京都、9月7日東京、10月12日広島、と3回研究会をもった。まず、趣旨と狙いについての認識を共有したうえで、研究分担者にそれぞれ具体的な研究計画の立案を求め、それに対して代表者から意見を伝えるなどして、推敵を加えた。第二回の研究会では、それらの研究計画案を持ち寄り、領域の全体像の面から検討を加え、補充すべき主題を洗い出し、本企画調査の研究分担者以外から、それらを担当すべき研究者を考え、参加を要請することにした。最後の研究会では、それらの研究者をも招き、最終調整を行った。この間、専門家を招いてアドヴァイスを受けたほか、その後も連絡をとりあって、申請書類の作成に努め、首尾よく、新領域を申請する214ページの書類を提出することができた。作成された新領域の計画案の概略を記すならば、主題を言うまでもなく「世界のなかの日本美学」である。この主題を《日本美学への求心》と、《外部世界の意識》の2つの方向に分節する。そして、前者については「日本美学の創出」、「日本美学の自覚化」、「日本的感性の射程」、後者については「美学における欧米/アジア」、「美の政治的次元」の5つの研究項目を立てた。これらの項目のもとに、計19の計画研究案をそろえた。公募研究を予定して、この研究計画の趣旨を多くの研究者に伝えることを図る。総括班を置いて、研究の集約と、内外への発信、特に海外からの思想の受信の機能を徹底することにした。 申請書を提出したのちも、研究代表者は、採択された場合の研究計画の実行をにらみ、海外の研究者たちとの意見交換に努めている。
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