研究課題/領域番号 |
14604019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
人類学(含生理人類学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 利貞 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40011647)
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研究分担者 |
川中 健二 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (70020790)
鈴木 滋 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80324606)
山極 壽一 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60166600)
古市 剛史 明治学院大学, 一般教育部, 教授 (20212194)
中村 美知夫 (財)日本モンキーセンター, リサーチフェロ (30322647)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 世界遺産種 / 大型類人猿 / ユネスコ / 絶滅 / 国際連合環境計画 / GRASP |
研究概要 |
世界遺産種の概念の賛同者を募るために、メールでアンケートを送り、大型類人猿の保護に携わっているNGOのデータベースを作った。81のグループの存在を確認した。2003年1月には、ハーバード大学リチャード・ランガム教授、カリフォルニヤ大学ノーム・ローゼン教授とともに、西田はケニヤ国ナイロビの国際連合環境計画(UNEP)の本部を訪ね、UNEP理事長クラウス・テッパー博士、GRASP(大型類人猿生存計画)責任者ロブ・ヘパース氏等と会い、世界遺産種概念を打ち立てるわれわれのプロジェクトをUNEPの行動計画の1つとして認知するよう要請した。テッパー博士は、世界遺産種運動のグループを、GRASPのパートナーとして認知し、ユネスコと協調しておこなう行動計画の1つとして導入すると明言された。また、2004年に、大型類人猿の産地国、環境保全のドナー国(先進国)の霊長類学者、NGOの保全活動家、政治家、官僚、国立公園関係者などを集めた大規模な国際会議を開くというわれわれの提案が、前向きに検討されることになった。3月8日には、大型類人猿の保全の現状に関する情報交換のため会議を開き、20名の参加者を得て、活発な論議をおこなった。類人猿保護のための国際環境NGOの役割の重要性が認識され、この面で日本の人材が乏しいことが痛感された。
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