研究課題/領域番号 |
14605006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
棚澤 一郎 日本大学, 工学部, 教授 (30013105)
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研究分担者 |
大久保 英敏 玉川大学, 工学部, 助教授 (80152081)
宇高 義郎 横浜国立大学, 工学部, 教授 (50114856)
稲葉 英男 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (40133805)
稲田 孝明 産業技術総合研究所, 研究員
山田 雅彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (70230480)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | エネルギー貯蔵 / 電力負荷平準化 / ピークカット / 氷蓄熱 / 潜熱蓄熱 / スラリー / 相変化伝熱 / 熱エネルギー有効利用 |
研究概要 |
わが国の電力需要にみられる夏期の昼夜間あるいは季節間の大きなアンバランスは、電力供給側におけるトータルなエネルギー効率を低下させ、またピーク電力需要に対処するための過剰設備を余儀無くさせるところから、電力コストにも影響を与えている。最近、電力会社では、夜間電力を利用した氷蓄熱システムの普及による夏期のピーク電力の抑制に取り組んでいるが、現在実用に供されている氷蓄熱システムは技術として未完成であり、学問的基盤も脆弱である。 本共同研究では、冷熱を蓄えかつ冷房・冷凍配管への直接輸送が可能な、スラリー状媒体を研究対象とし、その実用化までの課題を明確にするための調査を行うことをまず企画した。そして、この調査の結果として、さらに大きな研究グループによる特定領域研究へと発展させるための準備をほぼ完了した。 なお、本共同研究における研究課題の分担は次の通りである。 棚澤:クラスレート水和物を用いた冷潜熱蓄熱・輸送の研究 稲葉:氷スラリー・潜熱マイクロカプセル・エマルジョン輸送における管内流動抵抗低減と伝熱特性改善の研究 宇高:自然冷媒を用いた気体水和物の生成特性の研究 大久保:氷・水溶液スラリーにおける結晶成長および物性の解明 山田:氷スラリーの生成制御のための微細結晶生成機構に関する研究 稲田:氷スラリーの再結晶および壁面付着防止に関する研究 本共同研究では、平成14年度中に合計6回の会合を開き、各研究分担者のこれまでの研究成果、今後の研究計画などについての情報と意見の交換を行うとともに、本グループの研究を特定領域研究にまで拡大するにはどうすればよいかを検討した。結論としては、何人かの新メンバーを加えたチームを結成し、平成16年度の特定領域研究への応募を目指すことになった。
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