研究課題/領域番号 |
14605033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
海洋工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高木 健 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90183433)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2002年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 超大型浮体 / 海洋構造物 / エネルギー / 資源 / 移動式 / MOB / 浮体技術 / 新形式浮体 |
研究概要 |
将来わが国で必ず必要とされる海洋の資源・エネルギーはその存在する場所が大洋中であるため、従来の浮体技術だけで採集が実現できるわけではない。また、実際メガフロートは沿岸域での利用を前提としているし、MOBは軍事利用を前提として開発されているので、これらをそのまま利用出来る訳ではない。したがって、大洋中で稼動できるあらたな浮体技術を開発しなければならないのであるが、その基礎としてメガフロート及びMOBの技術を十分に検討し直す必要がある。そのため、本企画調査を企画し、日米両国で技術開発が行われたメガフロートとMOBの長所を併せ持つ新たな浮体形式の実現の可能性を調査するとともに、その大型浮体式海洋構造物を用いて持続可能な海洋の資源・エネルギー開発基地実現の可能性の調査を行った。 具体的には、メガフロートとMOBで開発された技術を検討し直すことから始め、メガフロートとMOBプロジェクトの報告書を始めとする文献の調査・収集を行った。また、集めた文献の技術データを基に大洋中で稼動する場合の諸性能並びに採算性(経済性と環境負荷の両面から)の検討を行った。これらの検討は各研究者が各自単独で行い、数回の会議で情報交換及び検討結果の討議を行った。ここで得られた成果の一部は、神戸で開かれた国際シンポジウムで発表し、国内外の研究者との討議を通して、将来重要になる浮体技術として纏めた。 一方、研究代表者は米国へ渡米し、MOBの研究開発を行っているミシガン州立大学、カリフォルニア州立大学バークレイ校および米国海軍施設工学研究所の3研究機関を訪問し、MOBに関する知見を深めるとともに、MOBに関する情報提供を受け技術的な討議を行った。また、この訪問を通じて米国国内の超大型浮体に関する研究グループとの人脈を形成することができた。
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