研究課題/領域番号 |
14607019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
苔口 進 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (10144776)
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研究分担者 |
中山 浩次 長崎大学, 歯学部, 教授 (80150473)
安孫子 宜光 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050086)
奥田 克爾 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (40085741)
西村 英紀 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80208222)
中野 善夫 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (80253459)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 歯周病細菌 / ゲノム解析 / ポストゲノム研究 |
研究概要 |
ヒト全ゲノム情報が解読され、加えて主要な病原細菌全ゲノム解析も次々に進められ、細菌感染症学もポストゲノム研究時代の幕開けとなった。本研究では,現在進められている歯周病細菌の全ゲノム配列解析研究およびゲノム歯周病細菌学が歯科医学にどのような新しい展開をもたらすかについて考察し、さらに,歯周病学におけるポストゲノム研究に関する新たな戦略を得て,国際的な共同研究へと発展させることを目的に企画調査を行い、以下の成果を得た。 1)歯周病細菌の病原因子の機能を解析するためには遺伝子ノックアウト歯周病細菌研究がひとつの手段としての有望である。またプロテオーム研究も宿主における病原因子発現や感染過程の解析には不可欠である。 2)遺伝子発現を網羅的に定量解析できるDNAチップが今後、歯周病も含め様々な疾患に関してのポストゲノム研究の戦力として有用である。 3)ヒトゲノム情報から疾患感受性および炎症増悪性などを解析し、歯周病治療にも患者個々に対するオーダーメイド治療の展開が見えつつある。感染伝播様態や歯周病が全身健康に及ぼす影響も遺伝子レベルで説明できつつある。 4)生物情報解析技術を駆使しての細菌ゲノム情報比較から、歯周病や口臭に関連する細菌遺伝子を明らかにし、その予防に繋げる方策が整ってきた。複雑な酵素が関与する細菌多糖体合成機序などの解明も間近となった。 5)歯周病細菌蛋白質の結晶化さらにその立体構造解析は新たなゲノム創薬に繋がる可能性があり、今後の展開が期待される。 6)国内においては研究分担者をはじめ関連学会の研究者と、また国外では米国国立生命医学研究所(NIH)およびフォーサイス研究所や英国エジンバラ大学やシェフィールド大学等との共同研究への発展させる体制が整った。
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