研究課題/領域番号 |
14651033
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
鈴江 範子 (新井 範子) 専修大学, 経営学部, 助教授 (50286134)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | インターネット / クチコミ / コミュニティサイト / リレーションシップ / CRM / パーソナライゼーション / ECサイト / 口コミ |
研究概要 |
消費者が商品の購買行動において、インターネットを用いるのは、インターネットが情報収集の場となる場合と、インターネットが商品購入の場となる場合である。EC市場が広がってきているとは言え、現在において、主にインターネットは、商品の情報収集の場として活用されている。その中で、消費者は、自分たちで情報を収集する場であり、自分たちから体験の報告として、商品の情報を発する場として、使っている。その企業発ではなく、消費者発の情報を消費者は実際の消費行動の重要な情報源として、用いている。その情報を発するコミュニティサイトの情報であるが、コミュニティサイトの情報が一般的であるかどうかを書き込みデータの比較した結果、ポータルサイトからのクリック数によって、情報の質に違いがあることがわかった。 また、インターネット上で流通する商品には、無形財も多い。このことが、ECの大きな特徴である。この無形財は、コンテンツといわれる。音楽や映像の配信や天気予報などを代表とする情報である。このコンテンツの消費は、知覚リスクが高く、認知的不協和をもたらしやすい。そのために、他人の感想を多く求めていることがわかった。 また、インターネットの普及によって、HPも莫大な数にのぼっている。その中で、消費者がひきつけられ、アクセスするHPは、消費者に共感される必要があることもわかってきた。そして、そのひとつの例として、そのHPでしか見られないというような、インセンティブが必要である。その成功例として、ショートフィルムを用いた企業の事例や、ファンを囲い、ファンとの関係を強くつくっていく映像製作企業の成功例などから、インターネットをつかったマーケティングの一端をモデル化を試みている。
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