研究課題/領域番号 |
14651040
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 広島県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
長谷川 純 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助手 (20290554)
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研究分担者 |
相楽 多恵子 広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (60336922)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 要約筆記 / 要約技術 / 聴覚障害 |
研究概要 |
要約筆記通訳は、要約筆記者が話を聞いてその内容を文字で書くことにより、聴覚障害者が話の内容を理解できるようにするものである。話す速さと書く速さには大きな違いがあるため、話す速さに遅れずに、しかも内容を正確に伝えるためには、話の内容をいかに的確に要約して書くかが重要である。実際の要約筆記場面では、話しことばを聞きながらその場で要約して文字化するという複雑な作業が要求され、その過程にはさまざまな技術が含まれていると考えられる。そこで、元の話しことばと筆記された文章を比較することにより、どのような要約技術が用いられているかを検討した。 前年度までに行なった実際の要約筆記場面で得られたデータの分析結果に基づき、今年度はあらかじめ用意したテレビ番組の録画を素材として要約筆記者に筆記してもらい、その過程をビデオテープに録画して分析することで、要約筆記技術を検証した。筆記された文章は元の話しことばと比べて短縮されており、そのための要約筆記技術は(1)表記法の工夫(略号やかな書きの使用など)、(2)不要部分の削除、(3)要旨の把握に影響が小さいと考えられる部分の省略、(4)簡潔な表現への言い換えに分類することができた。 また、筆記の様子を秒単位で記録し、元の話しことばとの時間的な対応を検討する分析方法を用いることで、要約文が構想される過程を推測できることがわかった。今回の分析で用いたこの方法は、要約筆記者の養成において要約文作成の指導方法の開発に応用できると考えられる。
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