• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

W.G.アストンの基礎的研究―日本における活動について―

研究課題

研究課題/領域番号 14651068
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関鹿児島大学

研究代表者

乕尾 達哉  鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30164065)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアストン / サトウ / 日本アジア協会
研究概要

1 平成14年度に引き続き、英国のパブリック・レコード・オフィスにおいて、Satow Papersを調査し、アストンの生涯の友人であったアーネスト・サトウがアストンに宛てた多数の書簡判読を行った。また、今年度新たに膨大なサトウの日記の判読にもとりかかり、アストンがサトウと長年にわたり日本学をめぐって交流を続けたことはもとより、チェンバレン、ディッキンズといった他の英国人日本学者とのネットワーク的な交流関係が日本アジア協会の内外に存在したととも明らかにした。アストンの日本学関係の著作はサトウを始めとするこのような英国人ネットワークによって支えられていたことが確認された。また、精神的な支えとして、幕末・明治初期に日本に滞在した英国人医師ウイリスの存在も無視できないことを、鹿児島県歴史資料センター黎明館所蔵のウイリス文書によって確認しつつある。
2 平成14年度に引き続き、日本アジア協会のアストン存命中の紀要を入手して。アストン執筆の論文およびこれらの彙報に掲載されたアストンの会員としての活動を追求した。
3 ケンブリッジ大学図書館所蔵のCatalogue of W.G.Aston's Collection of Japanese Books(『アストン和書目録』)の翻訳を開始し、アストンが膨大な日本の書物を収集しただけではなく、その多くに目を通し、個々の書物の内容を的確に把握していたことが明らかになった。現在、本書の翻訳と注釈を鹿児島大学法文学部紀要『人支学科論集』に「ケンブリッジ大学図書館所蔵『アストン和書目録』翻訳稿」と題して発表する準備を進めている。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi