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日独両言語間における通訳行為の理論化と、通訳評価基準の作成

研究課題

研究課題/領域番号 14651089
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 独語・独文学
研究機関筑波大学

研究代表者

相澤 啓一  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (80175710)

研究分担者 上田 浩二  筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (30063796)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード日独通訳 / 翻訳論 / 失敗データバンク / 異文化間理解 / ドイツ語 / 通訳 / 翻訳 / 異文化間コミュニケーション / テクスト能力 / サイトラ / ノートテーキング
研究概要

本年度も引き続き通訳シミュレーションによるデータ収集を行なうと同時に、それを含めた3年間の成果をとりまとめ作業を行った。
まず、通訳シミュレーションのための集中セミナーを、9月に行なった。「よい通訳とは何か」を考える上で極めて有効であることが分かったのが「失敗データバンク」の発想であった。すなわち、「どのようなときにどのような通訳者がどのような間違いを犯すか」というケースを収集し分析をすることによって、通訳上の過ちを避け、一層すぐれた通訳が可能となることが想定できるというものである。今年度はそのデータバンクの構想を検討し、集中セミナーや毎月一度の日常的セミナーにおいて、そうした事例を収集・分析することを意識的に行うよう務めた。
以上のような個別データ分析に加え、日独間の通訳の個々のアスペクト(聞き取り、読解、メモ取り、テクスト理解、情報収集、ドイツ語によるアウトプット)に関する検討も行った。たとえばヨーロッパにおける通訳事情のレクチャーをAIICの会員で長年ヨーロッパにおける日独英通訳者を務めた吉村謙輔氏からレクチャーを受けたり、日本人によくある文法上の間違い、またドイツ語発音の誤りなどについて、さまざまな発表もゲストにより行なってもらい、報告をとりまとめてもらった。過去2年間のプロジェクトを共同で行なってきた上田浩二氏は、現在ベルリンに日独センター副所長として出向中のため本年度のプロジェクトへの直接関与はできないものの、引き続き積極的に理念的助言者として参加してもらった。現在は、「失敗データバンク」を中心とした、総合的テクスト能力としての通訳能力の学術的記述をめざす研究として報告書を取りまとめる作業を進行中である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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