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クリスタリン非可換ホッジ理論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14654004
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

横川 光司  お茶の水女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (40240189)

研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード非可換ホッジ理論 / クリスタリンホモトピー / 代数幾何学 / モジュライ / 高次元圏 / モデル理論 / 非可換コホモロジー / 単体的ホモトピー / クリスタリン / ベクトル束 / ホモトピー
研究概要

平成16年度は、京都大学の原田氏とトーエンの理論の分析を中心に研究してきた。その中ではドワイヤー・カンの単体的ホモトピー論の手法が効果的に用いられており、そのため前半ではそれらの理論の研究にかなりの時間を要した。これは本研究のクリスタリン非可換ホッジ理論に不可欠であるクリスタリン非可換コホモロジーの理論の構築に向けて重要な手法を提供するものと思われる。実質的な意味でどこにどのようにその理論を用いるかがわかったという意味で前半のこの研究成果は実りのあるものであった。後半の研究では高次元トポスと数理論理学の関係の研究にもかなりの時間を割いた。これは本研究と一見したところ無関係のように見えるが、そうではなく実はこのような関係があるから、高次元カテゴリーや高次元トポスを導入するのが有効だということが見えてきた。これは数理論理学の分野でのモデル理論をカテゴリー論的に展開するカテゴリー的モデル理論の研究と密接な関係があり、モデル理論の手法を高次元トポスに応用したある種のコンパクト性定理を導くことが、高次元トポスを利用したモジュライの理論の研究に役に立つという可能性が見えてきた。これはまだ発表できる段階のものではないが、さらに研究を進めることが全体の理論の中で重要な意味を持つと思われる。正標数の代数幾何での有界性の問題などは高次元クリスタリントポスのこのような理解の上で自然に解かれる問題となるのではないかという予想が得られた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 横川 光司: "Pre-Tango structures on curves"The Tohoku Mathematical Journal. 54. 227-237 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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