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自立型最高エネルギー宇宙線検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14654044
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関千葉大学

研究代表者

吉田 滋  千葉大学, 理学部, 助教授 (00272518)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード宇宙線 / 超高エネルギー / 明野広域空気シャワーアレイ
研究概要

専用ネットワークに依存することなく、自立して動作する宇宙線検出器システムの開発を行った。読み出し回路系は東京大学宇宙線研究所付属明野観測所との共同開発で、小型ボックス内に、FADC, CPU,記憶装置、電源を内蔵した独立装置を開発、現在試験を行っている。検出器としては1cm厚薄型シンチレータとwavelength-shifterを組み合わせたファイバー集光系から較正される持ち運び可能な1m^2面積小型観測装置を開発した。シンチレーション光を受ける光電子増倍管も複数種を購入、試験して最終スペックを決定済みである。組み上げた検出器は千葉大学内で基礎測定を行った後、明野観測所に移動して、読み出し回路装置と接続、宇宙線測定を開始した。現在環境ガンマ線からのノイズを落とす作業を行っている。最終目標である自立型検出器で較正される最高エネルギー宇宙線観測網実現のための要素検出器として十分使用可能である。ただし現在のところ、宇宙線ミューオンをセルフトリガーで測定しているのみであり、最終的には実際の空気シャワー事象を捉えることが必要と考えている。そのためAGASA(明野広域空気シャワーアレイ)検出器との同時観測及び、別財源からさらに4台の検出器を追加して追試用空気シャワーアレイを構築する予定である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉田 滋(Shigeru Yoshida): "Ultra-High Energy Particle Asstrophysics"Nova Science Publishers. 163 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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