研究概要 |
高分解能電子エネルギー損失分光(EELS)を用いて,ダイヤモンドC(001)(2×1)-H(D)及びC(001)(2×1)表面の表面振動を表面ブリュアンゾーンのP^^-J^^-,P^^-J^^-方向に沿って調べた。P^^-点ではC(001)(2×1)-Hに関しては70,102,120,136,149,156,164,167及び362meVに,C(001)(2×1)-Dに関しては56,85,90,100,111,133,145,153,164及び271meVに損失ピークが観測された。C(001)(2×1)に関しては69,92,119,126,135,146,154,164,173及び182meVに観測された。バルクフォノンバンド(165meV以下)との共鳴のため,表面振動はC-H(D)伸縮を除いて,基板のバルクモードとカップルしている。エネルギー分散はレイリー波を除いて,ほとんどみられなかった。実験結果は理論計算と比較し,近く公表される予定である。
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