研究課題/領域番号 |
14655143
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
葛 崎偉 山口大学, 教育学部, 教授 (30263750)
|
研究分担者 |
田中 稔 山口大学, 工学部, 教授 (40112023)
山口 真悟 (山口 真吾) 山口大学, 工学部, 助手 (00294653)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 公開鍵暗合 / 多段的暗合方式 / ペトリネット / 初等T-invariant / ハッシュ関数 / 逆ハッシュ関数 / NP-困難 / 公開鍵暗号 / MEPKC / 特性ベクトル / 多段的暗号方式 |
研究概要 |
本研究課題について、平成16年度では以下の研究成果が得られている。 (1)これまで提案してきた公開鍵暗号MEPKCにおける暗号化鍵の生成について、以下の新しい手法を提案した。 ・鍵生成器であるペトリネットから、線形計画法による暗号化鍵である初等T-invariantを生成する際複数の解が同じ目的関数値をもつ場合、これらの内一つしか求めることができなかった。 ・これまで探索の目印として、目的関数値だけを用いたが、それに解のベクトルの辞書順を加えた解決法を開発した。まず、解のベクトルの辞書順を定義し、それを用いて探索における親子関係を定義した。その親子関係を利用して新しい探索アルゴリズムを設計した。 ・新しく提案したアルゴリズムは、今までと同様な計算オーダーで、同じ目的関数値をもつ複数の「親」の解を求めることができる。 (2)提案してきたMEPKCを発展させるための研究開発 ・より強度の強い暗号を開発するために、プログラムネットにおける計算困難な問題である (a)不活性問題 (b)PARAdeg計算問題 を提起し、それらがNP完全であることを証明した。 ・ペトリネットでモデル化されたワークフローと暗号との関わりで、最大スループット計算問題を取り上げ、暗号の応用についての考察研究を行った。
|