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進化心理学に基づく交通行動分析:持続可能な交通社会に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 14655184
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関東京工業大学

研究代表者

藤井 聡  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (80252469)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード環境配慮行動 / 進化心理学 / 環境配慮規範 / 社会的ジレンマ
研究概要

近年では,交通計画,都市計画を考える上でも,「持続可能な交通体系」の創出が声高に叫ばれている.その定義は文献によって様々であるが,いずれの定義においても,地球環境に配慮した交通状況の創出が前提とされている.この持続可能性を創出するためには,様々なハード的,システム的な解決策を考えるのと同時に,"環境に配慮する心理的傾向"を人々が持つことが不可欠であることが主張されている.こうした心理傾向は,新しい社会規範と言えよう.こうした社会規範を,環境配慮規範,と呼称しよう.
もしも,こうした新しい社会規範が,持続可能性の確保のために必要であるならば,次の問いに答えることが不可欠である.「(問い)どの様な条件を整えれば,環境配慮規範が社会に根付くのか?」この問いを検討するためには,いくつかのアプローチが考えられるかも知れない.しかし,その研究の中で,絶対に不可欠な視点は「規範が社会に流布され,根付くプロセス」についての理論的な知見である.これを考える上で,極めて有効なアプローチが心理学の分野にある.「進化心理学」という,心理学における一つの新しい領域である(長谷川・長谷川,2000).
本研究では,以上の認識の下,進化心理学のアプローチに基づいて,「どのような内容の情報提供が,(交通行動における)環境配慮規範の形成に寄与するか?」「どのような情報提供技術が,(交通行動における)環境配慮規範の形成に寄与するか?」「どのようなターゲットを,どの様な順番で接触していくことで,(交通行動における)環境配慮規範が形成されていくのか?」「どのような交通施設整備が,(交通行動における)環境配慮規範の形成に寄与するか?」といった諸点に検討を加えるものである.

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 柳田雅史, 藤井聡: "他者協力行動に関するフィードバック情報の心理的影響"土木計画学研究・講演集(春大会). No.27(CD-ROM).

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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