研究課題/領域番号 |
14655212
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
三橋 伸夫 宇都宮大学, 工学部, 教授 (50229746)
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研究分担者 |
陣内 雄次 宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70312858)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 総合的学習 / 小中学校 / 学区エコミュージアム / 地域コミュニティ / 学習支援 / ボランティア / コーディネーター / NPO / 学社融合 / 環境学習 / NGO・NPO / 学習カリキュラム |
研究概要 |
平成16年度は過去2年間の成果を踏まえて、総合的学習を学校と地域の組織・活動連携のもとに進める主体を「学区エコミュージアム」とみなし、それが成立する学校と地域との連携の要因を、学校教育に関しては、(1)学校教育における教育資源・環境の活用、(2)学校運営全般の円滑化のための地域との連携強化、(3)学校週5日制等を背景とする「学社連携」「学社融合」、また、地域コミュニティ側からは、(4)生涯学習から学校教育支援への展開、(5)まちづくり活動の一環としての学校の取り込み、の5点として整理した。さらに、これを促進する条件として、コーディネーター、組織体制、ボランティアおよび施設開放(複合化)の4点を挙げた。 さらに、学区エコミュージアムの望ましい展開として、行政主導型2タイプ、学校主導型1タイプ、地域(市民グループ)主導型1タイプの計4タイプを提起し、それぞれの立ち上げの手順、成立条件、想定される問題点とその対応、を試論的に展開した。なお、本研究では我が国における学校と地域の組織・活動連携の特徴を相対化してとらえるべく、英国とドイツのヨーロッパ2カ国の調査を並行して行ったが、それから導かれる我が国への示唆としては、NPO(イギリスではチャリティ・トラスト、ドイツでは登録社団)の充実のレベルでは劣るが、この分野についてのさらなる発展を図るとともに、PTAをはじめとする地域コミュニティとの緊密な関係という2カ国にはない優位性を生かすことが重要だということである。 以上の成果をとりまとめて、報告書(120ページ)として刊行した。
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