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エネルギーリサイクルを基軸とする流域系循環社会の設計

研究課題

研究課題/領域番号 14655282
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 化学工学一般
研究機関東京農工大学

研究代表者

堀尾 正靭  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (40109301)

研究分担者 田中 直  アジア民間交流ぐるーぷ(APEX), 代表(研究職)
澁澤 栄  東京農工大学, 農学部, 教授 (50149465)
野田 玲治  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助手 (70303708)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードバイオマス / 可燃性廃棄物 / エネルギーリサイクル / 厨芥 / 塩化ビニル / 混焼 / ガス化 / 塩化ビニール
研究概要

エネルギーリサイクルを基軸とする流域系循環社会の設計のためには,第一に,その基軸となるエネルギーリサイクル可能な資源の賦存量・地域的分布を把握する必要がある.前年度までに,廃棄物の高効率エネルギー利用の方策として,行政の垣根を取り払い,一般・産業廃棄物の区分に関係なく,可燃性の廃棄物を乾いた廃棄物であるドライ系と含水率の高いウエット系に分け,さらにドライ系のうち塩素を含有する塩化ビニルや皮革は分別回収する、厨芥,塩ビ分別方式を提案した.昨年度は、森林バイオマスについては詳細な推定モデルに基づいて賦存量の推定を行ったが,廃棄物に関しては、環境省等の廃棄物排出量データのみに基づいていたため,15年度は、各産業におけるInput-Outputデータからの廃棄物発生量予測とあわせて、廃棄物究極発生量についてより詳細な検討を行った。さらに、Wet系廃棄物のエネルギー変換についても検討した。
ドライ系廃棄物は,腐食の原因となる塩化ビニルや皮革を分離し,火力発電所などの集中型のサイトでガス化して直接ボイラに吹き込み,、Wet系廃棄物をメタン発酵に持ち込むシナリオで回収可能エネルギー量を推定すると,我が国の廃棄物の究極的なエネルギーポテンシャル量は1,400〜1450PJとなり,エネルギーとして回収可能な量は400〜450PJであった.これに森林系バイオマスが加われば,約600PJにもなり,わが国の火力発電の約35%に相当することを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 堀尾正靭: "バイオマスエネルギーロードマップ"化学工学会編, 最近の化学工学・21世紀の環境型社会を支えるエネルギー化学工学,化学工業社. 28-35 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 堀尾正靭: "地球文明の進化・生存と粉体工学"粉砕. 47. 28-35 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 成昊鎮, 野田玲治, 伊藤一郎, 堀尾正靭: "リバーニング処理による飛灰ペレット中の重金属溶出特性とその制御"化学工学論文集. 30・1. 1-35 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 松久有子, 伊藤知之, 野田玲治, 堀尾正靭: "木質系バイオマスに含まれるアルカリ金属の存在形態に関する研究"化学工学会第69年会講演論文集. D304 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 野田玲治, 伊藤知之, 堀尾正靭, 田中直: "粘土を流動媒体とするバイオマスの高効率流動層ガス化"化学工学会第69年会講演論文集. D305 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 広谷友哉, 成昊鎮, 野田玲治, 堀尾正靭: "廃PVCのガス化および廃ガラスを用いた塩素の中和"化学工学会第69年会講演論文集. G106 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Reiji NODA: "Gasification characteristics of biomass cracking with catalyst derived from clay minerals"Inst.Chem.Eng. Conference on Gasification. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 青柳 聡史: "定常伐採型森林バイオマスエネルギーの可能性"日本エネルギー学会80周年記念大会講演要旨集. 200-201 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 堀尾 正靭: "環境共生型バイオマスガス化技術による持続型エネルギー社会の構築"第67回化学工学会年会講演要旨集. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 青柳 聡史: "既設発電所による大規模森林バイオマスエネルギー利用プラン"第68回化学工学会年会講演要旨集. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Sakae SHIBUSAWA: "Community-based precision farming for small farm agriculture"Proc. 6th International Conference on Precision Agriculture. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Sakae SHIBUSAWA: "Precision Farming Approaches to Small-scale Agriculture"Technical Bulletin, Food & Fertilizer Technology Center ASPAC. 160. 1-10 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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