研究課題/領域番号 |
14655289
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
幡手 泰雄 鹿児島大学, 工学部, 教授 (00038051)
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研究分担者 |
愛甲 涼子 鹿児島大学, 工学部, 教務職員 (50244265)
吉田 昌弘 鹿児島大学, 工学部, 助手 (50315397)
上村 芳三 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60160222)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 脱窒処理 / 地下水 / マイクロカプセル / バイオリアクター / 脱窒細菌 / 浄水 / 固定化触媒 / 流動層 / コア / シェル構造 / 相分離 / 液中乾燥 / 単核構造 / 菌体保護 |
研究概要 |
本年度では、浄水システムの構築を行い、流動層型バイオリアクターを用いた連続実験を試みた。この流動層型反応器を用いる利点は、菌体固定化マイクロカプセルを流動化させることにより硝酸性窒素の還元反応と脱窒細菌の再生を別々の反応経路で同時にできる点である。特に、脱窒細菌の再生に関して、単に炭素源を供給すればいいのであるが、浄水を考えた場合、水質の富養化につながるため同一反応系への炭素源の供給は好ましくない。そこで、効率のよい浄化システムの構築のためには、失活した固定化菌体の脱窒塔から再生塔への搬送、活性を回復した固定化菌体の再生塔からの脱窒塔への搬送という連続循環が可能となる流動層型バイオリアクターが都合がよい。さらに、脱窒細菌に対してマイクロカプセル化技術を積極的に取り入れていることにより、外部からの雑菌などの侵入抑制に効果があり、二次的な環境汚染を防止でき、安定性を兼ね備えたコンパクトな水処理装置である。この脱窒細菌固定化マイクロカプセルを用いて流動層型バイオリアクターの脱窒操作(再生操作)を実施し、最適操作条件を検討した。
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