研究課題/領域番号 |
14655351
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
西久保 忠臣 神奈川大学, 工学部, 教授 (20120967)
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研究分担者 |
工藤 宏人 神奈川大学, 工学部, 助手 (30343635)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ハイパーブランチポリマー / 3,3-ビス(ヒドロキシメチル)オキセタン / 光重合 / アニオン開環重合 / テレケリックハイパーブランチポリマー / アセチル化 / 分岐度 / 光ラジカル重合性基 / オキセタン / アニオン重合 / ハイパーブランチポリエーテル / ヘテロテレケリックポリマー |
研究概要 |
我々は、これまで3-ヒドロキシメチルオキセタン類のアニオン開環重合を、塩基としてtert-ブトキシカリウム(t-BuOK)を用い、18-クラウン-6-エーテル(18-C-6)存在下、NMP中、種々の反応温度と反応時間で検討した。その結果、末端に1個のオキセタニル基と多数のヒドロキシル基を有するハイパーブランチポリエーテル(HBP-OH)が得られることを見出し、この化合物が新しい機能性ポリマーとしての展開が期待されることを報告している。 本年度では、合成されたHBP-OHを用いて、新しい多分岐ポリマーの合成と機能化について検討した。HBP-OHの水酸基を保護し、カチオン共重合により、新規デンドリテイック高分子へと誘導した。得られたデンドリテイック高分子の水酸基の脱保護とメタクリロイル基の導入を行うことで機能化を遂行し、側鎖に多数のメタクリロイル基を有する機能性デンドリテイック高分子へ誘導した。得られた機能性高分子の光架橋反応を製膜中で検討したところ、光反応性は非常に優れていることが判明した。さらに、得られた架橋物は耐熱性に優れていることも分かった。また、HBP-OHと多官能性カルボン酸類との付加反応による新規多分岐ポリマーの合成とその光機能化について同様に検討を行った。比較検討のために、多官能性カルボン酸類として、ビスカルボン酸、トリカルボン酸、オクタカルボン酸化合物を用いて行った。その結果、得られた機能性化合物の光反応性および硬化物の物性は、より多分岐構造を有するほうが優れていることが判明した。さらに、合成した機能性多分岐ポリマーは新しいUV硬化樹脂として非常に有用であることを示した。
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