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ジーンチップを用いた機能性食品因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14656053
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関東京大学

研究代表者

佐藤 隆一郎  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (50187259)

研究分担者 清水 誠  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30114507)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード核内受容体 / LXR / 酸化コレステロール / ABCトランスポーター / 胆汁酸 / LDL受容体 / MAP kinase / FXR
研究概要

食生活の欧米化などにより、高脂血症患者の数は増加している。新たな脂質代謝改善の試みとして、核内受容体LXRの機能が注目されている。LXRは酸化コレステロールをリガンドとして活性化される核内受容体で、その応答遺伝子が脂質代謝調節に深く関わっている。応答遺伝子として各種ABCトランスポーター遺伝子が挙げられ、そのうちのABCA1は細胞内のコレステロールを排出し、HDL産生に寄与し、ABCG5/G8は体外へのコレステロール排出に関与する可能性が示唆されている。従って、これらトランスポーターの発現を正に制御する食品因子は脂質代謝を改善する可能性を秘めている。しかしその一方で、LXRは転写因子SREBP-1cの発現を促進し、脂肪酸合成を亢進することが報告されている。この効果は肝臓で著しく、肝臓における中性脂肪合成、含量を増加させ、脂質代謝改善に対して逆効果をもたらす。この様な背反する機能がどの様なバランスのもとに保たれているかについて検証する目的で、マウスにLXR合成リガンドを経口投与し、各種臓器における応答遺伝子のプロファイルを検討した。肝臓、小腸、脂肪組織からRNAを抽出し、DNAマイクロアレイ解析に供した。これまで報告のある応答遺伝子の発現亢進が確認され、実験系として機能していることが確認され、さらに膨大なデータについて現在解析を進行している。同様の実験系で、食品因子による遺伝子応答を検討する評価が可能となった。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Misawa, K. et al.: "Sterol regulatory element-binding protein-2 interacts with hepatocyte nuclear factor-4 to enhance sterol isomerase gene expression in hepatocytes"J.Biological Chemistry. 278. 36176-36182 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Hirano, Y. et al.: "Sterol regulatory element-binding proteins are negatively regulated through SUMO-1 modification independent of the ubiquitin/26S proteasome pathway"J.Biological Chemistry. 278. 16809-16819 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Nakahara, M.: "Bile acids enhance low density lipoprotein receptor gene expression via a MAP kinase cascade mediated stabilization of mRNA"J Biol Chem.. 277. 37229-37234 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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