研究課題/領域番号 |
14656119
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用獣医学
|
研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教授 (10271751)
|
研究分担者 |
杉本 千尋 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (90231373)
鈴木 宏志 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授 (60333473)
田仲 哲也 北海道大学, 大学院・農学研究科, 助手 (00322842)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | トリパノソーマ / アプタマー / LDL / トランスフェリン / SELEX |
研究概要 |
1.リパノソーマ増殖に必須であることが報告されているLDLおよびトランスフェリン(TF)に着目し,これらの血漿成分に対するアプタマーが虫体の増殖を阻害するか否かを検討した。予備的に作製した抗牛LDLおよび抗牛TF抗体を用いてIn Vitroでの増殖阻害試験を行った結果,両抗体共に明らかな増殖阻止効果は認められなかった。 2.アプタマー作製用オリゴヌクレオチドを用いた抗トリパノソーマDNAアプタマーの作製においても現時点では期待する増殖阻止効果を示すアプタマーは得られていない。今後さらにペプチドアプタマーなども試験していく必要があると思われる。 3.トリパノソーマ抽出物およびトリパノソーマ虫体に対するDNA/RNAアプタマー作製を試みた。今後考慮・改善すべき点として、DNAまたはRNAアプタマーと細胞由来DNA/RNA結合性蛋白質などとの相互作用によってSELEX反応に予期せぬ選択圧が生じることが考えられる。細胞体あるいは細胞抽出物のような雑多な生体分子の混合物に対するアプタマー作製に当たってはペプチドアプタマーあるいはファージディスプレイなども利用すべきであろう。
|