研究課題/領域番号 |
14657001
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
高田 邦昭 群馬大学, 医学系研究科, 教授 (20129290)
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研究分担者 |
萩原 治夫 群馬大学, 医学系研究科, 助教授 (80189464)
青木 武生 群馬大学, 医学系研究科, 講師 (70150919)
松崎 利行 群馬大学, 医学系研究科, 助手 (30334113)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 精子 / 精巣 / アクアポリン / AQP / 水チャネル / 精子細胞 / 糖輸送体 / グリセロール / CLUT8 / アクロゾーム / ゴルジ装置 / カルシウムイオノフォア / マウス |
研究概要 |
糖と水はほ乳動物細胞が生命活動をいとなむ上で必須の成分である。アクアポリン水チャネルは、水やグリセロールなどの低分子量の溶質の細胞膜通過に関与する膜タンパク質である。そこで、精巣におけるアクアポリン水チャネルの分布と発現についてさらに検討を加えた。合成ペプチドを抗原としてウサギやモルモットを免疫して特異抗体を作製した。これらの抗体は、アフィニティー精製をおこなうとともに、発現している組織でのウエスタンブロッティングや免疫組織化学によりキャラクタリゼーションを行った。アクアポリンスーパーファミリーに属するアクアポリン11については、ノーザンブロットで強いメッセージの発現が精巣みられるが、抗体を用いた免疫組織化学やウエスタンブロッティングでは陽性反応がみられなかった。なおアクアポリン11ノックアウトマウスでは、強い発現のみられる腎臓では生後すぐに近位尿細管での空胞形成や変性とそれに続く嚢胞の形成がみられるが、精巣では顕著な所見は得られていない。この結果は、精巣においては、アクアポリン11蛋白は発現していない可能性を示唆している。一方アクアグリセロポリンのアクアポリン7は、ラット精巣の精細管では内腔に近い部位が陽性であり、高倍観察により、伸張した精子細胞がその局在部位であるのが判明した。アクアポリン8については、メッセンジャーの発現が示されているが、蛋白質は検出されなかった。
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