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パッチピペットからの導光によるチャネル―分子の機能構造変化同時測定系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14657011
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関福井医科大学

研究代表者

山田 克幸  福井医大, 医学部, 助手 (20313744)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードチャネル / 構造機能相関 / パッチクランプ
研究概要

1.パッチピペットにエバネッセント光を組み込んだ、チャネルの一分子機能構造変化同時測定系の開発のために、(1)エバネッセント光励起によって生ずる一分子からの蛍光を、信号として捕らえる事が可能な微弱光検出系(2)パッチクランプシステムヘレーザー光源からの光を導入するために、ピペットホルダーおよび光ファイバーその他の様々な光学素子を組み合わせたエバネッセント光学系を製作中である。
2.またこれと平行し、製作中の測定系の適用先として、巨大化した大腸菌に形成される、液胞様構造体(プロ液胞膜)を用いた実験系を立ち上げた:機能と構造に関して数多くの研究が行われているニコチン性アセチルコリン受容体チャネルは、構造機能相関を解明するための重要な標的である。リガンドの蛍光誘導体なども多くの種類が利用可能な状態であり、本測定系の対象としてまずこれを用いたいところである。このチャネルは細胞外リガンド依存性チャネルであるために、通常の細胞へのパッチクランプでは、溶液交換可能な外液側へ細胞外側を晒すためにはoutside-outパッチを用意せねばならないが、しかしながら、outside-outパッチは(ギガシール形成手順の都合で)ピペット先端外側に形成されるので、チャネルをエバネッセント場内に持ち込むのが難しくなる。細胞質膜の反転膜小胞であるプロ液胞に対するパッチクランプならば、inside-outパッチを用意すればよい事になり、これはパッチ形成の効率の点からも有利である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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