研究課題/領域番号 |
14657050
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
澤井 高志 (沢井 高志) 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00125577)
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研究分担者 |
黒瀬 顕 岩手医科大学, 医学部, 講師 (70244910)
宇月 美和 岩手医科大学, 医学部, 講師 (50305992)
吉田 昌明 岩手医科大学, 医学部, 講師 (80210722)
松野 博明 桐蔭横浜大学, 先端医用工学センター, 教授 (00219461)
遊道 和雄 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (60272928)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 動物モデル / SCIDマウス / 骨破壊 / 破骨細胞 / 破骨細胞形成抑制因子 / 破骨細胞形成制御因子(OCIF) |
研究概要 |
目的:関節リウマチ(RA)患者の手術時に得られた滑膜組織を免疫不全SCIDマウス背部皮下へ移植することによって、SCID-Hu RAgマウスを作成した。このマウスにヒト化抗ヒトFas抗体を静脈内投与し、新規の抗リウマチ薬としての薬効評価のために病理学的解析を行った。 材料と方法:RA患者の滑膜組織をSCIDマウス背部皮下へ移植してSCID-Hu Ragモデルを作成し、移植後4週目よりヒト型化抗ヒトFas抗体あるいは対照物質としてヒトIgGを投与し、8週目に解剖し、移植された滑膜組織の移植前後での病理学的な検討(ヘマトキシリン・エオジン染色及び免疫染色)をおこなった。滑膜組織の炎症については滑膜細胞の増殖程度、リンパ球・好中球の浸潤の程度をRooneyの変法に従い評価した。Rooneyの組織学的な炎症の程度の評価方法は、synovial hyperplasia, focal aggregate of lymphocytesなどの5項目について、それぞれ0点から10点までの合計50点満点で評価するというものである。 結果:移植前の滑膜の炎症の軽度な症例では、移植前後での炎症の程度には有為差は認められなかった(移植前9.5から移植後7.8)。逆に、移植前の滑膜組織の炎症が高度な例では抗Fas抗体投与による効果がdose dependentに認められ、炎症スコアが移植前20.7から12.5→9.4→8.8→4.67へと減少していた。 考察:抗Fas抗体によるRA滑膜組織への抗炎症作用は症例によってばらつきがあり、必ずしも効果を示すものではなかったが、ターゲットとなるべき炎症性細胞や滑膜細胞の数のばらつきなど、RAの疾患としての多様性が影響しているものと思われる。
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