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電子ビームCT肺気腫呼吸動画像による気道及び肺実質の病的動態の解析と臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 14657141
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

黒澤 一  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (60333788)

研究分担者 白土 邦男  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80004761)
飛田 渉  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (10142944)
上月 正博  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70234698)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード電子ビームCT / 肺気腫 / COPD / 動画 / 気道虚脱 / 気流制限 / DICOM / 気道狭窄 / 呼吸運動 / コンピューター解析 / イマトロン
研究概要

肺気腫の換気不均等や呼気相における気道狭窄に焦点を当てて、本年度は下記のとおり実施した。
1)平成14年度に行えなかった不足分の健常人のCT撮影は、故障などの機械的原因およびその後の病院側での事情によるリース契約の中断などのためた、不可能となってしまった。そのため、平成14年度に撮影していた3名の分で補うこととした。
2)業者に依頼したソフトウエアについては、予算内での開発と修正を完了させた。Medical Player Version1.0.46として解析用コンピューターにインストールした。肺実質の解析についてはまだ十分なものは得られなかったため、今後の課題となった。
3)国内外の学会報告をし、画像を披露した。これまで生理学で説明されてきた肺気腫における気管支の動態が可視化され、研究者が想像していたよりもはるかに中枢の気道でも気道狭窄が起こっていることを認識させることができた。画像が中心の発表でわかりやすかったせいか、質問は非常に多く、関心が高かった。
4)本画像はこれまで理論でしか示されていなかった概念を可視化するものであり、決して新規の発想ではないが、教育的な画像としては非常に価値が高いと考えられる。既に、アジア太平洋呼吸器学会で発表した折には、大学の教育資料あるいは教科書への掲載などの希望があり、論文発表後に出版社の了解がとれることを条件に寄贈予定とした。国内の研究者または教育関係者用に画像その他の資料を収載したCD-ROMを500部作成し、近日中に配布予定である。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kurosawa H, Kohzuki M: "Dynamic airway narrowing"New England Journal of Medicine. 350. 1030-1036 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 黒澤 一, 飛田渉, 白土邦男, 上月正博: "電子ビームCT肺気腫呼吸動画像による気道及び肺実質の病的動態の解析と臨床応用"INNERVISION. 18. 24-24 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Kurosawa H, Hida W, Demachi J, Ishide N, Shirato K, Kohzuki M: "Dynamic imaging of emphysematous lung using high speed CT"American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine. 167. A80 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 黒澤 一: "日常診療に活かす肺機能検査"呼吸と循環. (印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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