• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

HPS遺伝子は間質性肺炎発症に関与するか

研究課題

研究課題/領域番号 14657147
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

鈴木 孝次  順天堂大学, 医学部, 助手 (90338369)

研究分担者 瀬戸口 靖弘  順天堂大学, 医学部, 講師 (90206649)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード特発性間質性肺炎 / Hermansky-Pudlak症候群 / HPS1 / HPS2(AP3B1) / Hermansky-Pudlak syndrome / HPS1遺伝子 / AP3B1遺伝子 / HPS3遺伝子 / surfactant
研究概要

特発性間質性肺炎・肺線維症の発症にHPS遺伝子の変異・多型が関与するとの仮説を立て検討を行った。昨年までの研究で、HPSIEx15にあるアミノ酸置換を伴うSNP(C->G)のアレル頻度は健常者群と患者群で有意差は認められなかった。またHPS1の機能は不明であるが、細胞内蛋白輸送に関与しているHPS2(AP3B1)についてEx6-Ex27まで遺伝子変異・多型について検討した。いくつかのSNPは存在したが、有意差は認められなかった。また肺サーファクタント遺伝子異常により間質性肺炎が発症するとの報告からHPS1蛋白、HPS2蛋白の異常により肺サーファクタント分泌異常が起こるとの仮説を立て、これらの蛋白の細胞内局在について検討した。蛍光顕微鏡下ではHPS2とサーファクタント蛋白(SP-B)の局在は似ていた。今年度はHPS1はEx15以外のExについて、HPS2については残りのExについて遺伝子変異・多型の検討を行った。また蛋白の細胞内局在についてはconfocal microscopeを用い、SP-B(precursor)、SP-B(mature)とHPS2蛋白の局在について検討した。
1.HPS1のEx15以外についての検討ではいくつかの遺伝子多型は認められたが、健常者群と患者群で有意差は認められなかった。
2.HPS2の残りのExでは遺伝子変異・多型は対象症例では見つからなかった。
3.HPS1蛋白は胞体全体が染色されるのに対し、HPS2蛋白は核の周囲が顆粒状に染色された。またSP-B(precursor)よりSP-B(mature)の方がHPS2との細胞内局在は似ていた。
今回の研究で間質性肺炎特異的なHPS1、HPS2遺伝子変異・多型は認められなかったが、HPS2は肺サーファクタント分泌に関与している可能性が推測され更なる検討が必要と考えられた。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi