研究課題/領域番号 |
14657163
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
永井 良三 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60207975)
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研究分担者 |
眞鍋 一郎 東京大学, 医学部附属病院, 科学技術振興特任教員(常勤形態) (70359628)
前村 浩二 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90282649)
廣井 透雄 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (30311624)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 組織特異的遺伝子改変マウス / 動脈硬化 / 心肥大 / 転写因子 / 組織リモデリング / 生活習慣病 / 増殖因子 / Creリコンビナーゼ |
研究概要 |
本研究は心血管系での遺伝子の機能を個体レベル、in vivoで解析するために、時間的空間的に制御可能な新しい一連の遺伝子改変マウスの開発することを目的とする。本年度の研究によって、血管内皮細胞、心筋細胞に特異的にCre組換え酵素を発現するトランスジェニックマウスを確立した。Cre組換え酵素によってLacZの発現が誘導されるRosa-stop-LacZマウスと、これら心血管細胞特異的Cre発現マウスを交配して、組織特異的に遺伝子改変が行えることを個体レベルで確認した。また、薬剤によってCreの機能を制御するために、Creとエストロジェン受容体の複合蛋白をコードするコンストラクトを作成し、細胞レベルでタモキシフェンによって遺伝子組み換えが誘導されることを確認した。このCre-ER遺伝子をCAGプロモーターに結合し、全組織でCre-ERを発現するトランスジェニックマウスを作成し、個体レベルでもタモキシフェンによって遺伝子組み換えが誘導できることを確認した。本年度は、さらに、平滑筋細胞に対して平滑筋ミオシン重鎖プロモーター、脂肪細胞に対してaP2プロモーターを用いるCreおよびCre-ERコンストラクトを作成し、トランスジェニックマウスを作成した。一方、CreおよびCre-ERのマウスとかけ合わせて遺伝子機能を解析するマウスに関して、KLF5遺伝子にloxPをノックインしたマウス(floxed mouse)を作成した。また、Cre存在下のみでKLF5を全組織に過剰発現するトランスジェニックマウスを作成した。このように、今後の研究のために必須なマウスの作成を進めた。
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