研究課題/領域番号 |
14657185
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 康之 岐阜大学, 医学部, 教授 (00163014)
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研究分担者 |
高橋 優三 岐阜大学, 医学部, 教授 (80094580)
下澤 伸行 岐阜大学, 生命科学総合実験センター, 教授 (00240797)
近藤 直実 岐阜大学, 医学部, 教授 (50124714)
丹羽 雅之 岐阜大学, 医学部, 助教授 (40156146)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | インターネット / テュートリアル教育 / 小児科学 / 症例データベース / 国際協力 / 英語教育 |
研究概要 |
テュートリアル教育の有用性については多くの報告があるが、多くの学習室と教員を必要とする。インターネットは種々の教育に導入されているが、テュートリアル教育への導入は未だなく、より発展した教育が可能と着想した。問題解決能力・コミュニケーション能力に優れ、積極的に自己学習できる小児科医師を養成するために、(1)インターネットにより双方向・少人数・能動的教育法(テュートリアル教育)を行うためのプログラム開発と試験的運用、(2)臨床実例に基づいたテュートリアル教育用コンテンツ(教育素材、データベース)の作成と蓄積をめざし、2年間に以下の成果をあげた。 (1)インターネット・テュトーリアル運用プログラムの構築:PCサーバーを用い、インターネット上で問題(シナリオ)閲覧と討論が可能なウェブサイトの構築をほぼ終えた。従来メーリングリストを用いて行っていた学習課題配信(画像を含む)、討論、質疑、発表が、ウェブの掲示板上で可能になり、より多くの参加者対応、討論内容の解析、データベース化が可能となった。メーリングリストによるテュトーリアル実施テーマ(小児科関連)は以下のとおりである。先天代謝異常症、新生児疾患、HIV感染症、SIDS、虐待、一般感染症。 (2)症例データベースの構築:教材となる症例データを入力し、検索・加工を可能にするソフトウェアを構築し、小児科医の協力を得て約30例の臨床データを蓄積した。 (3)エジンバラ大学とのインターネット・テュートリアルの実施:岐阜大学医学部2年生全員(80名)とエジンバラ大学2年生80名が混合グループを形成し、すべて英語によるインターネット・テュートリアル教育を実施した。学生は英語症例を読み、英語で問題点や学習成果を討論した。また英語によるレポート作成も行った。インターネットは国際協力、英語教育にも大きな可能性があることを明らかにした。
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