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ミクロオートラジオグラフィーによる心不全時のカテコールアミンの細胞内動態の検討

研究課題

研究課題/領域番号 14657224
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東邦大学

研究代表者

山崎 純一  東邦大学, 医学部, 教授 (70182483)

研究分担者 南條 修二  東邦大学, 医学部, 助手 (70328615)
吉川 宏起  駒沢大学, 医療健康学部, 教授 (10272494)
妹尾 淳史  都立保健科学大学, 保健科学, 助手 (00299992)
武藤 浩  東邦大学, 医学部, 助手 (60287539)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードBio53.58ハムスター / ^<125>I-MIBG心筋シンチグラフィー / βブロッカー療法 / カルベジロール / Cardiomyopathy / Bio humster / Carvedilol / ^<125>I-MIBG / オートラジオグラフィー
研究概要

今期の実験目標は、前年度の予備実験の結果よりカルベジロール2mg/Kg/dayの少量をTO2ハムスターへ16週間投与した(C群)、上記経口摂取をしないTO2ハムスター(T群)および対象としてF1Bハムスター(F群)の3群において23週に下記を検討した。(1)血中の交感神経活性を示す(Adr), (Norado), (Dopa)の測定、(2)左室心筋重量/体重比,(3)病理所見より心筋総面積、総繊維化面積、心筋繊維化率を計算する。(4)各群においてクロロホルム吸入麻酔およびペントバルビタール40mg/Kgによる腹腔麻酔後、大腿静脈を確保し、^<125>I-MIBG 300μCiを経静脈的に投与した。4時間後に堵殺し、心筋においてミクロARGを行った。
(1)血中のAdr, Norado, DopaのC, T, F群:Adr1.93,1.53,1,96ng/ml, Norado4.77,3.95,3.37ng/ml, Dopa0.13,0.16,0.15ng/mlとC群において軽度上昇傾向を認めた。(2)左室心筋重量/体重比のC, T, F群:^*0.48、^*0.538、^*0.351(^*P<0.01)とT群において有意な増加を認めた。(3)心筋繊維化率のC, T, F群:^*0.15、^*0.20、^*0.002(^*P<0.01)とC群において有意な繊維化の減少を認めた。
(4)心臓内^<125>I-MIBG分布を観察する目的の電子顕微鏡によるARG作製するための技術的な問題を解決できないため、超薄切片による光顕ARGの検討を行った。凍結包埋用クリオスタットで3-5μm厚の超薄切片を作製し、stumpf法にて乳剤塗布済みスライドグラスに切片を作製し、(a)クロム酸、(b)ホルマリン&メタノール、(c)無固定の3種類の光顕ARGを作製して、心筋内の^<125>I-MIBG分布を観察した。、(a)乳剤銀粒子0.26μmに対して切片厚の限界が3-5μm厚のため局在は不明であった。(b)(c)乳剤によるアーチファクトが多く評価は困難であった。以上より心筋症ハムスターに対してのβブロッカーであるカルベジロールの投与は、心筋繊維化を防止することが病理所見より示された。しかし、光顕ARGによる心臓内^<125>I-MIBG分布は困難と考えられた。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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