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in vivoにおける糸球体上皮細胞再生の試み

研究課題

研究課題/領域番号 14657256
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関東海大学

研究代表者

松阪 泰二  東海大学, 総合医学研究所, 講師 (50317749)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード糸球体上皮細胞 / 腎臓病 / 再生医療 / トランスジェニックマウス / 糸球体硬化症 / テトラサイクリン / 脱分化 / SV40 T抗原 / SV40T抗原
研究概要

1.Nphs1-tTAトランスジェニック(TG)マウスの解析:11匹のTGマウスが得られたが、トランスジーンの発現はいずれも弱く、発現のレポーターであるEGFPの発光は検出できなかった。RT-PCRで検出されたtTAの発現が最も強い系統を、SV40Tマウスとの交配用に選択した。
2.tet-op SV40Tマウスの解析:筋肉内iv vivo electroporationによりtTAを導入し、レポーターlacZ遺伝子の発現を解析した。2系統に強く、1系統に弱く発現が認められ、これらを交配用に選択した。
3.Nphs1-tTA, tet-op SV40TダブルTGマウスの解析:SV40Tの発現は弱く、腎臓の形態は正常であった。Nphs1-tTAマウスのトランスジーンの発現が弱いのが問題と考えられた。
4.NPHS2-tTAマウスの作製:上記問題を解決するため、Nphs1プロモーターより、発現のペネトランスが高いと報告されているNPHS2(human podocin gene)のプロモーターをクローニングし、tTA geneと結合させた。また、EGFPが、トランスジーンの発現をモニターするのに役立たなかったため、今回はlacZを結合させた。マウス受精卵200個にマイクロインジェクションし、10匹のTGマウスを得た。1系統のマウスが、すべての糸球体上皮細胞に強力にlacZを発現した。
5.今後の計画:本プロジェクトの完遂には、1)NPHS2-tTAマウスが、tTAを発現している事の確認、2)tet-op SV40Tと交配、3)ダブルTGマウスにおけるSV40Tの発現、テトラサイクリンによる調節性の解析、4)形態的解析が必要で、これらを計画の期間内に完了する事は不可能となった。本計画は、新たな実験手段の開発を含み、また興味深い結果を期待できるので、これを続行すべく新たな研究費の獲得をめざしている。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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