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VP22fusion proteinを用いた非ウイルス膵癌遺伝子治療ベクターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14657294
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関北海道大学

研究代表者

近藤 哲  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30215454)

研究分担者 宮本 正樹  北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40333611)
多田 光宏  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教授 (10241316)
加藤 紘之  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80002369)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード膵癌 / 遺伝子治療 / VP-22 / 非ウイルスベクター / 遺伝子導入 / 癌遺伝子治療 / アポトーシス
研究概要

治療遺伝子が導入された標的細胞と同時に周囲に存在する遺伝子非導入細胞を同時に抑制する治療遺伝子を構築することを目的として、VP-22遺伝子とアポトーシス誘導遺伝子を融合させた治療遺伝子を構築した。制限酵素切断部位を導入した相補的プライマーを用いて、GFP(レポーター用)、p53、Bax遺伝子をPCR法で増幅させ、VP-22遺伝子の下流に組み込んだ。VP-22-GFPは発現細胞の周囲においても発光が確認され、VP-22融合による効果が確認された。VP-22-p53は細胞抑制効果はみられたものの、比較対照用として用いたp53との間に有意な差は認められなかった。VP-22-Bax発現ベクターは各種のプロモーターを用いたが、構築することは不可能であった。一方で、DNA結合ドメインと細胞膜通過ドメインを同時に有するペプチドを合成し、これがDNAと電気的に結合してヒト培養細胞株に遺伝子を輸送し、レポーター遺伝子であるGFP遺伝子を発現させることを明らかにした。さらに、この機序がエンドサイトーシスであること、遺伝子導入効果がクロロキンや塩化アンモニウムによって増幅されることをみいだした。また、この効果は多くの細胞株(ヒト正常細胞株、肺癌細胞株、膵癌細胞株、食道癌細胞株)で、従来の遺伝子導入方法であるリポフェクション法と比較して高いことが明らかとなったほか、使用濃度での細胞毒性はほとんど観察されなかった。このポリペプチドの細胞膜通過ドメインを他の接着因子(RGD)などに置換したペプチドでは高い遺伝子導入は確認されなかった。さらにペプチドに核移行シグナルが存在することが重要であることが示唆された。(論文投稿中)

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hashida H: "Fusion of HIV-1 Tat protein transduction domain to poly-lysine as a new DNA delivery tool"Br J Cancer. 90. 1252-1258 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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