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脳原発悪性リンパ腫の患者血液中の腫瘍細胞の同定とその意義

研究課題

研究課題/領域番号 14657338
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関新潟大学

研究代表者

鷲山 和雄  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (00183715)

研究分担者 桑野 良三  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (20111734)
薄井 宏  新潟大学, 脳研究所, 助手 (20192510)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードmalignant lymphoma / brain / in situ hybridization / 脳原発リンパ腫 / 免疫グロブリン遺伝子
研究概要

脳原発悪性リンパ腫の患者の末梢血液中に腫瘍細胞が存在するか否かを知るために、血液中の腫瘍細胞を同定するための手段を確立したうえで、実際に検索を行ないつつ、リンパ装置のない脳に発生する脳原発悪性リンパ腫の病態を解析することを目的とした.
今年度の研究では、既に株化されている悪性B細胞性リンパ腫の腫瘍細胞株を陽性コントロールとして用いた.この細胞株本来の固有のIgH遺伝子再構成VH-D-JH配列をRT-PCRで増幅後、これまで検索した頭蓋内悪性リンパ腫とはin situ hybridization法でも明らかに区別できる、即ち特異性の高いと考えられるCDR3配列を決定.次いで正常ヒトリンパ球との割合を変えた混合試料由来のmRNAを元にした同様の方法論でも解析した上で、実際の各頭蓋内悪性リンパ腫の患者末梢血中のリンパ腫腫瘍細胞検出の可能性を検討した.
しかし、これまでのところ、残念ながら、有意な検出には至らなかった.技術的なハードル、方法論的なハードル、あるいは陽性コントロールの設定による問題点が考えられた.症例が少ないためでもあるかもしれない.
しかし、本研究の一環として行った、頭蓋内悪性リンパ腫と全身性リンパ腫の差異をがん抑制遺伝子p14の異常の有無で検索したとこころ、変異の頻度が大きく異なっていることが判明し、頭蓋内悪性リンパ腫患者の末梢血中の腫瘍細胞の同定の検索を更に推進すべきであると結論づけられた.

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Primary malignant lymphoma of the brain : Frequent abnormalities and inactivation of p14 tumor suppressor gene2005

    • 著者名/発表者名
      S.J.Zhang, K.Washiyama, et al.
    • 雑誌名

      Jpn.J.Cancer Res. 96(1)

      ページ: 38-41

    • NAID

      10015523883

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] S.Endo, K.Washiyama, et al.: "Primary Malignant Lymphoma of the Brain"Jpn.J.Cancer Res.. 93(12). 1308-1316 (2002)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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