研究課題/領域番号 |
14657344
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
近藤 威 (2004) 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50273769)
山下 晴央 (2002-2003) 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (10183683)
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研究分担者 |
江原 一雅 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20151996)
甲村 英二 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30225388)
櫻井 孝 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50335444)
横野 浩一 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50144580)
近藤 威 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50273769)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 高輝度放射光 / 脳動脈瘤 / ラット / 脳血管撮影 / 中大脳動脈閉塞 |
研究概要 |
【目的】ラット中大脳動脈永久閉塞モデル(Tamuraの方法)、くも膜下出血後血管攣縮モデル、両側総頚動脈結紮モデルを作成し、SPring8医学イメージングビームライン(BL20B)を用いて脳血管撮影を行い検討した。 【方法】実験動物にS-Dラットを使用した。撮影時は人工換気下に血圧、体温、血液ガスをモニターして行った。CO_2負荷はPaCO_2を110〜120mmHgに上昇させた。中大脳動脈永久閉塞モデルでは閉塞直後、24時間後、48時間後、72時間後の各群(n=5)で右外頚動脈がらPE50を挿入して撮影を行い、さらにCO_2負荷を行い、再度撮影を行った。くも膜下出血モデルは自己血を大槽内に0.3ml注入を2日行い、Day7に同様の方法で撮影を行った(n=13)。さらにCO_2荷後の撮影も行った。両側総頚動脈結紮モデルでは術後1ヶ月経過したもので右総頚動脈中枢側にPE50を挿入して逆行性に椎骨動脈撮影を行った(n=12)。また、両側総頚動脈結紮直後の画像をコントロールとして撮影した(n=3)。 【結果】中大脳動脈永久閉塞モデルでは閉塞部の確認が可能であった。また、外頚動脈からの側副血行も一部で確認された。CO_2負荷では閉塞直後、72時間後群では主幹動脈の拡張を認めたが、24時間後、48時間後群では主幹動脈の収縮を認めた。くも膜下出血モデルでは脳底動脈で血管の収縮を認めた。CO_2負荷では脳底動脈では拡張はみられなかったが、後大脳動脈、前大脳動脈、内頚動脈で拡張を認めた。両側総頚動脈結紮モデルでは、結紮直後では、テント上の血流は確認できなかったが、慢性期では拡張した後交通動脈を介して前大脳動脈、中大脳動脈が末梢まで十分観察された。
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