研究課題/領域番号 |
14657402
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
松浦 忍 秋田大学, 医学部, 教授 (40332465)
|
研究分担者 |
大山 力 秋田大学, 医学部, 講師 (80282135)
佐藤 一成 秋田大学, 医学部, 講師 (90270842)
羽渕 友則 秋田大学, 医学部, 教授 (00293861)
中村 敏一 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00049397)
加藤 哲郎 秋田大学, 医学部, 教授 (40004642)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 肝細胞増殖因子 / 低コンプライアンス膀胱 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
本研究は、肝細胞増殖因子(HGF)のもつ優れた臓器再生能力に着目したもので、HGFによる低コンプライアンス膀胱治療の可能性を検討しようという試みである.現在までの研究結果は以下の通りである. 1)下部尿路通過障害モデルによる膀胱線維化の検討:膀胱壁過伸展による膀胱壁内のHGF、HGF受容体であるc-Met、およびTGF-βの変化をELISAおよびWestern Blot法にて検討した.最長10ヶ月まで観察した.膀胱壁の線維化の進行を確認した.急性期よりTGF発現の上昇を認め、慢性期においてはc-Metの減少または消失を認めた.慢性期に至るまで、TGFの高発現は継続した. 2)HGFプラスミドの導入in vitro:ウイルスを用いない遺伝子導入法として超音波導入法を検討した.ルシフェラーゼDNAをヒト大動脈平滑筋培養細胞に導入しルシフェラーゼ活性の程度を検討した.更にヒトHGFを導入し、発現したHGFの濃度をELISA法で検討した.この基礎実験より、超音波導入法の最適条件を得た. 3)HGFプラスミドの導入in vivo:ラット膀胱に対する超音波遺伝子導入法を検討した.In vitroにより得られた結果を参考に、ラット膀胱に対してヒトHGF-DNAを導入した.一定の条件下で、良好な遺伝子導入効率が観察された. なお、一部の結果は、2002・2003年第33国際尿禁制学会にて発表した.
|