研究課題/領域番号 |
14657433
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加我 君孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80082238)
|
研究分担者 |
狩野 章太郎 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00334376)
伊藤 健 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50251286)
山岨 達也 東京大学, 医学部附属病院, 助教授 (60251302)
|
研究期間 (年度) |
2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 音源定位 / 大脳皮質 / カクテルパーティー効果 / 方向感検査 / 脳磁図 / 聴皮質 |
研究概要 |
(1)対象の選定 東京芸術大学音楽部の学生のうち絶対音感を持つ学生と東京大学医学部の絶対音感を持たない学生を対象とした。被験者の聴覚中枢のどこが関係するかを解剖学的に明らかにすべく、脳のMEGで調べた。 (2)方法 音源定位については聴覚心理学的には、a.頭蓋内の音像が正中よりのずれの程度の認知を調べる音源定位法と、b.左右45度づつの範囲内にスピーカーを10度おきに配置して調べる音源定位法、c.バイオーラルステレオ録音を行い、音像移動法の3つについて改良を加えて用いた。aについてはリオン社製の旧式モデルを改良した。bとcについてはコンピュータ処理する方法を開発した。すでに脳磁図は東大病院検査部にあるフィンランド製のWhole head型を用いて、双極子の位置を調べた。脳の解剖と機能の両方から調べた。 (3)結果 1)絶対音感を持つ被験者の方向感も音源定位も非絶対音感者に比べ有意に域値が低いことがわかった。 2)MEGでは絶対音感者は左右の側頭平面のより限局した部分に聴覚中枢が限局していることがわかった。
|