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ゲノムインプリンティング制御によるCYP3A4発現・機能の個人間変動解析

研究課題

研究課題/領域番号 14657617
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用薬理学・医療系薬学
研究機関鳥取大学

研究代表者

家入 一郎  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教授 (60253473)

研究分担者 難波 栄二  鳥取大学, 生命機能研究支援センター・遺伝子探索部門, 教授 (40237631)
大坪 健司  鳥取大学, 医学部附属病院, 教授 (80260701)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードCYP3A4 / インプリンティング制御 / アレル発現パターン / インプリント / SNPs
研究概要

本年度は、CYP3A4に注目して以下の検討を行った。
1.代謝活性が既知のヒト肝サンプルを使用し、CYP3A4遺伝子全領域、3'下流域、50kbに渡り、多型解析を実施した。その結果、50箇所以上の変異を同定したが、いずれも活性との関連は見られなかった。しかし、その中より日本人、白人、黒人、いずれの人種にも共通の頻度の高い3種類の変異を選択し以下を検討した。
2.培養リンパ芽球より抽出したRNAサンプルを使用し、CYP3A4遺伝子の発現状況を確認したところ、片側アレルの発現を確認した。しかし、両親の情報より、インプリンティング制御による発現制御を直接受けるものではないことが示唆された。
3.上記変異をマーカーに、ヒト肝サンプルでのアレル発現パターンとmRNA量、および活性との関連を評価した。その結果、両者には良好な相関を認めた。
以上の検討より、CYP3A4遺伝子はインプリンティング制御を受けないものの、エピジェネティクな制御を受け、その程度により活性が異なることが示唆された。CYP3A4活性の個人差の原因が明らかにされる可能性があり、早急な臨床応用を行うべきである。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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