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喘息疾患患児の家族対処とその効果に関する多元的データに基づいた有効な指標の同定

研究課題

研究課題/領域番号 14657661
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関高知女子大学

研究代表者

野嶋 佐由美  高知女子大学, 看護学部, 教授 (00172792)

研究分担者 中野 綾美  高知女子大学, 看護学部, 教授 (90172361)
川上 理子  高知女子大学, 看護学部, 講師 (60305810)
青木 典子  高知女子大学, 看護学部, 講師 (80305812)
長戸 和子  高知女子大学, 看護学部, 助教授 (30210107)
瓜生 浩子  高知女子大学, 看護学部, 助手 (00364133)
研究期間 (年度) 2002 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード家族対処 / 家族対処の効果 / 家族全体の捉え方 / 有効な指標の同定
研究概要

1)家族を全体として捉え、データ収集をすることは、全体状況を捉えるひろくとらえるには有効な方法ではあるが、深く現象を捉えるためには、限界がある。個別インタビューの方が本音や行動の裏に隠された思い・意図などが出やすい。例えば、喘息の自己管理に自信を持っている子どもに対し母はそれを認める発言をするが、実際にはまだまだ心配で任せられないと思っており、子どもに気づかれないように監視している。また、家族から禁煙してほしいと言われている父は、様々なところで気遣いをし、肩身の狭い思いをしているが、他の家族員にはそれは伝わっていない。
その背景には、グループインタビューでは、他の家族員を傷つけるようなことは出さないように全参加者が気遣い言葉を選んで語るため、本音の部分が出にくいこと、インタビューアーも家族員が揃っているところでは、関係性に配慮し、裏にある本音を引き出すような投げかけができないため、表面的な部分しか出てこないなどが存在していた。したがって、複数の家族員を対象として質的なデータを収集する場合には、研究者に高い臨床判断能力が求められる。
2)個別インタビューでは、子ども自身の対処や子どもを中心とした両親の動きなどが見えにくい。小学校高学年になると、子どもは子どもなりに考え行動している。グループインタビューでは子どもから得られる情報も多く重要なものもあったが、個別インタビューは両親しか行わなかったため、大人の視点からの客観的な情報しか得られなかった。子どもの言葉を受けての両親の言葉や反応も重要である。子どもの病気を中心とした家族の動きを知るためには、子どもの動きや思いを知ることが必要となろう。
まだ、データ分析中であり、継続をして多元的データに基づいた有効な指標を同定するように研究を進めていく予定である。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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