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筋力トレーニングによる効果の個人差を規定する骨格筋遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 14658004
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

久野 譜也  筑波大学, 体育科学系, 講師 (70242021)

研究分担者 村上 晴香  筑波大学, 体育科学系, 助手 (20344880)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード筋力トレーニング / 個人差 / 遺伝子発現 / DNAマイクロアレイ
研究概要

本研究では,筋力トレーニングにみられる効果の個人差と関連する遺伝子を包括的に検索するために,DNAマイクロアレイ法を用いてトレーニングによる遺伝子発現の動態を明らかにし,筋力トレーニング効果大と効果小の被験者において発現に差がみられる遺伝子を検索することを目的とした。H14年度では、健康な中高齢男性15名を対象に筋力トレーニングを行い、効果が大きかった被検者(n=3)と効果が小さかった被検者(n=3)間において、トレーニング後の骨格筋における遺伝子発現動態を検討した。またH15年度では、新たに中高齢男性11名を対象に筋力トレーニングを行い、効果の大きかった被検者2名と小さかった被検者2名においてそれぞれ、トレーニング前後での遺伝子発現動態を検討した。
その結果、効果大小間での骨格筋遺伝子発現では、効果大において共通して遺伝子発現が1/2倍であった遺伝子は3つ検出され、2倍であった遺伝子は6つ検出された。またトレーニング前後において遺伝子発現を検討した結果においては、トレーニング効果大で共通してトレーニング後に発現が変動した遺伝子は3つ検出され、トレーニング効果小で共通してトレーニング後に発現が変動した遺伝子は5つ検出された。これら2つの実験において、検出された遺伝子で共通のものはなかったが。これらの遺伝子がトレーニング効果に影響を及ぼしている可能性は十分考えられる。今後、これら遺伝子において、プロモータ領域あるいはそれら遺伝子の発現を調節する因子において遺伝子多型を検索し、トレーニング効果の個人差との関連を明らかにすることにより、個別至適化されたトレーニングプログラムの提供につながる重要な基礎データとなるであろう。

報告書

(2件)
  • 2003 実績報告書
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 久野譜也, 上岡方士: "高齢者の筋力トレーニングの限界因子"体育の科学. 53・2. 96-103 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 久野譜也, 村上晴香, 馬場紫乃, 金 俊東, 上岡方士: "高齢者の筋特性と筋力トレーニング"体力科学. 52 suppl. 17-30 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 村上晴香, 村上和雄, 久野譜也: "身体能力及びそのトレーニング効果の個人差に関与する遺伝的背景"体力科学. 52 suppl. 83-92 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 久野譜也, 村上晴香: "生化学,生理学からみた骨格筋に対するトレーニング効果〔第2版〕"山田茂, 福永哲夫. 82-101 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 村上晴香: "持久能力と遺伝子多型II:ミトコンドリア遺伝子多型"臨床スポーツ医学. 20. 11-18 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 久野譜也, 上岡方士: "高齢者の筋力トレーニングの限界因子"体育の科学. 53・2. 96-103 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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